あとで考えます

ブログでやれ的な話

あと1週間ということでようやく2_wEi 2nd(初回)を振り返る

人間の皆さんおはようございます。

そういえば、2_wEi 2nd Liveの感想というかメモ書きしてなかったな…と思って、日々新情報更新の影に怯える日々ではありますがいい加減、片付けておこうかと思います。

…なんでこんなに放置してたんだろうと思ったら過去の日記の日付確認したら見事に台風19号ショックで精神状態がメチャクチャになってたんですな…。

 

【前回のあらすじ】

自分一人が生みの親である優衣との幸せな記憶を持つことに負い目を持つミントは自身の身体にコガユイのデータを上書きすることで、アルミと優衣の再会を果たそうとするが、その一件を通じて二人は過去を受け入れ、共に生きていくことを約束する。

これまでのライブや今回の騒動の中で人間の「想いを伝える声」に感化された二人は「新しい世界」に駆け出していく。

 

【第4章「今を生きて歌う」】2019.11.27

サイドストーリー新章のあらすじです。

メインストーリー12章で8/pLanet!!とのライブバトルを放棄したことで、2_wEiはMotherの怒りを買ってしまいます。SotFの研究員からアカウントのBANや今後の行動の制限を仄めかされますが、歌を争いの道具とすることに疑問を抱くようになったアルミは反発し、ミントを連れて研究所を飛び出します。

追跡を逃れるために体内の端末を破壊する二人ですが、ミントは失敗し体内にエラーが出てしまい、日銭を稼ぐためにライブハウスを訪ねるもMotherによってアカウントをBANされた二人はあらゆる音楽活動を制限されてしまい、路頭に迷うことになります。

行き場を無くし優衣の家に辿り着いた二人は優衣の残したメモ「生きてたら 一歩前に進んでるって こと!」と共に前に進んでいく決意を固めますが、状況は好転せず、ミントは体内のエラーが身体を蝕み動けなくなっていきます。ミントを直そうと必死に街を彷徨うアルミも車に跳ねられてしまいます。

河川敷で少しずつ機能停止に近づいていく中で二人に残ったのは「想いを歌うこと」でした。二人が誰に聞かれなくてもいいと歌ったメロディは街を行く少女を通じてSotFの研究員に届き、機能停止する寸前に発見された2_wEiはSotFに回収されます。

SotFのスタッフはMotherに逆らってでも2_wEiの支援を約束します。2_wEiの音楽が多くの人間の心を動かしてきたことで、2_wEiは音楽を続け、前に進むことができるのでした。

 

…久々に振り返ったら割と普通に泣いたんですが、12章で姿を消した2_wEiのエピソードとなっています。「Motherに逆らってBANされた2_wEiはMotherの目が届く表舞台では活動できない」という設定によって、メインストーリーは2_wEi編の次の段階に進むことができるのが非常に上手だなと感じました。

第3章で「新しい世界」に踏み出した2人にまだこんな苦難が待ってるとは思わなかったのですが、人間じゃないからって平気でメカバレ状態にされたり、「Heart 2 Heart」のジャケットで崖の上に立つ様子を描いた後に「広い世界を求めて崖を飛び降りたけど、その先は只の崖の底だったのかもしれない」とミントに言わせたり、いつか蝶になって自由に飛び立つという内容の歌を歌わせておきながら直前に追加されたカードで水溜りに落ちて死んでいる蝶を見つめるアルミの姿が描かれたり、なんというかここまでの希望が全部絶望への伏線になって刺さってくるの、本当に仕打ちが酷い。

 

【Inheaven】2019.11.29


Inheaven【8 beat Story】【2_wEi】

第4章内で歌われたメロディはこの歌!というギミック自体はTeardropの時に近いのですが、冷静に考えるとライブ前日の夕方に新曲(ショートサイズ)がリリースされるの、頭がおかしいのでは…まあ今度のB.A.Cでもそれをやりそうな気配がプンプンしてますけど…。

楽曲的には前に進んでいく強さを描いており、そのジャケットに描かれた破壊されたBit空間の向こうに見える夜明け前の空が新たな世界を想起させると共に、Bit空間(=ライブバトル)で戦っていくことを選んだ8/pLanet!!の「Precious Notes」のジャケットと対照的な構図となっています。

 

【2_wEi 2nd Live Past to Present】2019.11.30

1.   jailbreak

2.   Numb

3.   basement

4.   MMIX

5.   Green Cat.

6.   Be alive

7.   Homeache

(幕間映像)

8.   Despair

9.   UNPLUG

10. Heroic

11. Inheaven

12. Heart 2 Heart

13. Pain - pain

 

檻のようなレーザー演出、Fワードに合わせて中指を立てる振りなど二次元アイドルユニットとしてトップクラスに尖った曲であるjailbreakから始まったライブについて、すでに各所で語り尽くされたと思うので個人的には7曲目の後、幕間映像から8曲目に至る流れについて触れておきたいと思います。

8/pLanet!!のライブでも取り入れられたことのある演出で、ゲームでのストーリーパートと同じ形式でオリジナルのミニストーリーが描かれていました。物語は「3日前」、新しい世界に踏み出したことでかつての「絶望の歌」を歌う意味について思い悩むミントに、アルミは優衣の家で「未来に向かって立っているからこそ、過去も今も風化させずに歌っていく」と伝えます。そして「今」ライブ会場で2_wEiは客席に向かって全てをぶつけ(ここのセリフが最初のMCと同じだった気がする)、「用意しているものがある」として2nd アルバムの発売(第1部)と2nd Liveの開催(第2部)を告げ、まさに2_wEiの誕生と共に披露された絶望の歌「Despair」が披露されるのでした。

 

この「今」という部分に「そうか今こそがこのストーリーの中で描かれているライブのことなんだなー」と思っていたわけですが

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改めて考えるとこっちの「3日前」の方がヤバいですね…。

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ハニプラのような従来スタイルのライブであれば、これはいわゆるライブの合間での「幕間劇」なんですが、完全に物語と地続きのストーリーの中にある2_wEiのライブでこの演出をやるということは、これは「回想シーン」に当たるということだと思うんですよね。ということはついに俺たちのライブの途中で回想シーンが挿入されて、いよいよ本当に客席もストーリーの中に入り込んだ舞台装置と化しているということですね!

このエビソードはライブ終了後、12/3にゲーム内にも実装されているのですが、この日はもう一つサプライズがありました。

 

【虎牙優衣の誕生日】2020.12.03

 

お誕生日イラストが遺言のようなメモ書きの美少女キャラクター…。

この優衣が残したメッセージが公開されるタイミングとして、彼女の誕生日がライブ直後に訪れたわけですが、エビストキャラの誕生日は原則として中の人と揃えており、このタイミングにライブと誕生日が隣接したのは狙ってのことなのか偶然なのか、こういうことが8 beat Story♪、多すぎる!

 

【Return Zero;】2020.02.02


2_wEi 2nd Album「Return Zer0;」【8beatStory】

 

年が明けて、B.A.Cの登場・ライブ参戦が発表されてから予告通りに2nd アルバムがリリースされました。タイトルの「Return Zer0;」は、絶望というマイナスから生まれ、1st アルバム最後の曲「Pain - pain」で大きな痛みから小さな痛みを差し引いてもゼロには出来ないと歌っていた2人が「正常終了しゼロに戻る」という、Motherのプログラムからの離反と2_wEiの本当のスタートを感じさせるタイトルとなっており、明らかに1st アルバムとは受ける印象が違う楽曲で構成されています。

同じキャラクターユニットでここまで立ち位置やメッセージ、方向性が変化したアルバムがリリースされるのもすごいな、と思いますがこの2年間アプリやライブで紡がれてきた物語で経緯がじっくり描かれてきたので、非常に納得感がありますね。

 

2nd Final Liveはおそらく2nd Liveを踏まえた上でこのアルバムを軸に展開されると思います(2nd Finalとは…?)が、販路が限られているのでお気をつけください(現時点では配信もスタートしているので、そちらがオススメです)。

2_wEi「Return Zer0;(リターンゼロ)」

2_wEi「Return Zer0;(リターンゼロ)」

 

 

…それにしてもサイドストーリー4章公開から新曲公開・ライブ当日を経て優衣の誕生日まで怒涛の展開でしたが、その間わずか1週間だったというのが恐ろしいですね…今一番ライブ感を味わえるコンテンツ…。

8 beat Story♪、物語が動き出すときはいつも急展開(かなで編完結から2_wEi軌道までも3日しかなかったり)なので、すでに予告されているB.A.Cの新曲公開だけでなく、何らかのストーリー展開もまだまだ油断ができませんね!

正直急展開の勢いにやられてる可能性もありますが、次回は「新規B.A.C信者の皆さん向け・参戦する2_wEiのライブって?」みたいなのを来週中にお届けしたいと思います…!

南越谷でやっと時が動き出したよ、という話

8 beat Story♪ 8/pLanet!! 5th Live「Thousand Emotions」

8 beat Story♪ 8/pLanet!! リクエスト Special Live「What's Your Song?」

10月に台風の影響で中止となったライブの振替公演に行ってきました!

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気付けば1週間が経過しようとしているので、取り急ぎセトリと感想を書き残しておこうかなと思います。。。

 

【Thousand Emotions】

01. トキメキの15センチひなたほたるメイ

02. カナエルミライひなた鈴音彩芽杏梨

03. ホントの気持ち彩芽杏梨ゆきなほたるメイ

04. Precious Notes8/pLanet!!

05. Fluffy Balloon鈴音ゆきなほたる

06. darlin'ひなた鈴音ゆきなほたるメイ

07. Grow with You彩芽杏梨

08. RapidRockひなた鈴音ゆきなほたる

09. アカシックレコードゆきな

10. Rememberゆきなほたるメイ

11. ここから(杏梨)

12. Minusひなた鈴音

13. Outer Existence鈴音彩芽ゆきな

14. Tinker Song彩芽杏梨メイ

15. Teardrop(ひなた)

16. サクラ涙8/pLanet!!

17. BLUE MOON8/pLanet!!

18. Days8/pLanet!!

en1. TRICK or BLOOD8/pLanet!!

en2. Rooting for You8/pLanet!!

 ※曲名をクリックすることで試聴動画リンクが開きます。

 

こうして見るとゆきなの出番が多かったことがわかって、和氣さん時期的にソロデビューなんかもあって忙しかったろうに…と感謝の気持ちが湧いてきますね…。

以前の予想通り、今回も新たに追加されたソロ2曲が披露されましたが、今回は以前にも増して演出に力が入っていましたね。杏梨はメインストーリーをフィーチャーした映像が流れましたが、ここしばらく辛い思い出が多かったせいであんまりエモーショナルな演出をされると一瞬嫌な予感と共にブシ◯ードを思い違いで恨みそうになるところでした。それはそれとして普段わざとらしいほどにセクシーキャラな杏梨が感情をあらわにした時の生っぽさは美波さんの演技もあってなんというかこう、いいですよね。

一方のひなたは非常にシンプルな構成の映像だったのですが、過去にひなた自身が埋めたタイムカプセルが未来からきたメイ経由で現代のひなたの元に届くことで歴史を変えるきっかけとなるという12章を象徴する曲であるため、執拗に時計モチーフが使われることで破茶滅茶に「強化フォームに変身するアイテム」感が出ていてマジかよ…という気持ちになりました。ステージングは最高でした。

 

全体的に初披露の曲もあればカナエルミライのように懐かしい曲もあり、非常にバランスのとれた選曲だったのではないかと思いました。季節ものの全員曲が入るとやっぱり嬉しいので次回以降もまたやってほしいですね、個人的には夏・冬曲辺り…。

あとはアカシックレコードも嬉しかったですし、半数がメンバーチェンジしているOuter Existenceがまた見れるとは思いませんでした。

 

【What's Your Song?】

01. 10位:Fuzzy N' Wonkyひなた杏梨メイ

02.   9位:Toi et Moiひなたゆきなほたる

03.   8位:全部、君のためにひなた鈴音杏梨ほたる

04.   7位:Tiny little letter彩芽杏梨

05.   6位:Sugar Sugar Beeひなた鈴音杏梨ゆきなメイ

06.   5位:Still…彩芽杏梨

07.   4位:君はレモネードひなた鈴音

08.   3位:BoyFriendひなた鈴音杏梨ゆきなほたる

09.   2位:スクールディスコひなた鈴音杏梨ゆきなほたる

10.   1位:サクラ涙8/pLanet!!

※曲名をクリックすることで試聴動画リンクが開きます。

 

こっちはこっちでひなたと杏梨が忙しすぎる!!ハニプラは曲によってメンバー構成が変動的なのですが、こうして改めて見ると組み合わせの傾向などがわかって面白いですね。最初期からある曲なのに時に全員で歌われることも多かったためか、BoyFriendとスクールディスコが同じメンバー構成なことに今更気付きました…。

アプリ内での投票結果をカウントダウン形式で披露していくというライブだったのですが、1曲1曲何が来るのか!?というのが想像以上に楽しかったですね。結果自体は想像以上に保守的というか、ライブ定番のセトリという感じでしたが(私の投票した曲は1つもランクインしませんでした…)サクラ涙がトップに来る辺り、ガチめの投票結果だったのかな?と感じました。

 

みんなあの日(10月13日)に聞きたかった・聞かせたかったんだな、という曲


サクラ涙【8 beat Story】【8/pLanet!!】

 

今回、ライブ定番曲でもあるため「Sugar Sugar Bee」や「Still…」のように、先代キャストである吉井さん、青野さんの印象が非常に強い曲がランクインし、披露されました。思い入れは人それぞれですが、天野さん、山下さんからエビストを知ってくれた方が(わざわざアプリを起動して)投票してくれた結果でもあるのではないかと思います。

こうしてファンから望まれたという形でこの曲たちが再び披露されたことは、「大切にする」と言えば聞こえはいいですが「封印する」という形で過去を閉じ込めてしまうのではなく、歌い継いでいくことで前に進んでいくという意思表明にも感じましたし、継承の儀式でもあると感じました。まだ本ブログでは感想を書けていないのですが2_wEiの2ndライブでの「状況や気持ちに変化はあっても、あの頃の絶望の歌を歌い続けていく」という部分を思い出したりしました。

あとはキャスト面の話ではないのですが、1日の間に「Grow with You」、メインストーリーの杏梨パート、そして「Still…」を味わうという貴重な機会を得て、改めてキャラクター達のストーリー進行に伴う成長や関係性の変化を感じました。解釈次第だとは思いますが「Still…」のようなある種悲壮感のある関係性だった彩芽と杏梨が4章・5章を経て、「Grow with You」のような「あの日に届かなかったところまで今はたどり着けるかな 心も姿も変わってくから また階段を上ってく」2人になれたのではないかと思いますし、12章でひなたを見送る姿にそれを感じるなと思ったのでした。結構この2曲で描かれていることって表面的には劇的に違うのですが、まあ高校生の時の流れってそれくらいのところあるよなと個人的には納得しました。

 

さて、今回は色々と重大発表もありましたね!!

 

実のところ、え?これだけ?と思わなかったと言えば嘘になるのですが、この情報が本来発表されるはずだったタイミングは2019年の10月。あれから今日に至るまで、8 beat Story♪全体では本来5thライブ後に明らかになるべきだった情報が結構あります。

・2_wEi 2nd アルバムのリリース

・2_wEi 2nd LIVEの開催

・新ユニットB.A.Cの登場

・B.A.Cの2_wEi 2nd LIVEへの参戦(参戦…)

 

6thライブが10月開催で本来の5thの日程からは約1年後と結構先ですし(オリンピックの影響もあるとは思いますが)、何より今までと違うのはライブタイトルが明らかにされていないことだと思います。

これはもう次のライブで2_wEiを粛清したB.A.Cが高らかに「8 beat Story♪ 4th Anniversary LIVE 8/pLanet!! VS B.A.C」の5月開催を高らかに宣言してもおかしくはないわけですよ。いや、2月からの5月はライブ開催にしては日がなさすぎるのでないとは思いますが、それくらいこれから何をしでかすかわからないのが8 beat Story♪なので、これからどんどん驚愕の新情報が明らかになると勝手に期待しています。

 

また、フルアルバムは本当に楽しみですね。

8 beat Story♪、月に2曲近いペースで楽曲が増えていた初年度・次年度の勢いから比べると(成熟期というのもあるでしょうが)4th以降ガクッとペースが落ちていて、2_wEiのアルバムで今月一気に曲が増えることを加味しても年間10曲強くらいの状態ですからね。ハニプラ単体で見ればもっと顕著で、色々あり始めてから1年以上経ちますが楽曲追加数は1桁に止まっています。

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※8 beat Story♪名義は慶子が参加している楽曲

ハニプラが不測の事態のたびに楽曲数が横ばいになるというのを図示しようとしたのに、4thと5thの時間の開きや2_wEiのライブペースの壮絶さの方が目に付くグラフになってしまった…。

まあそれでもこのペースでいけば100曲も目前という感じなってきましたし、すでにかなりのボリュームの楽曲を持っているコンテンツになっているのは確かです。しかし配信で1曲250円として100曲でも25,000円と思うと配信オンリー、相当安上がりですね…間口を広げるためにはCD化とレンタル、サブスクサービスでの展開も必要と思いますが。

 

それはそれとして8 beat Story♪、すでに明らかになっている直近どころでも結構色々と盛りだくさんなので、南越谷からエビストをスタートした先生のみなさんもぜひチェックいただければと思います。

【8/pLanet!!関連(先生向け)】

・2020年2月2日:橘彩芽の誕生日(録り下ろしソロカバー曲がアプリ内限定配信)

・2020年2月6日:エビストニュース#57放送(社本さん・天野さん)

 

【2_wEi(人類の皆さん向け)】

・2020年2月2日:2_wEi 2nd アルバムの発売及び発売記念イベント開催

・2020年2月22日: 2_wEi 2nd LIVE Final 「Past 2 Present, Stand for the Future.」

 

【B.A.C(???)】

・2020年2月22日: 2_wEi 2nd LIVE Final 「Past 2 Present, Stand for the Future.」参戦

俺ラ!フェスで平ジェネFOREVERの良さわかった

「推しの仕上がりが過去最高レベルだよ」という噂を聞きつけて、遅ればせながらラブライブ!フェス2日目ディレイビューイングに参加してきました。なんというか個人的にはAqours以降のシリーズに対してようやく腑に落ちたというか、納得できたと共に、何故か「平成ジェネレーションズ FOREVER」についても理解が深まることになりました。まともな感想というか覚え書き的なメモはこっち

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ラブライブ!シリーズ履修状況】

μ's:2年目(夏色えがおで1,2 Jump!) 〜 Final LOVELIVE

Aqours:アニメと市販曲のみ。ライブ未体験。

ニジガク:スクスタ7章進行中。ライブ未体験。

 

ラ!フェス、びっくりするほど冬映画でしたね!と話し始めたいところですが無関係の作品に対して仮面ライダー用語で話を続けて勝手に盛り上がるやつ、端から見ると普通に害悪だと思うので、簡単に説明しますね。。。

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平成ライダー仮面ライダークウガ〜ジオウのテレ朝系日曜朝に放送されたシリーズ

冬映画:秋に放送終了した先代ライダーとエンジンがかかってきた現役ライダーの共演映画。

春映画:冬映画以上のオールスター映画だけど作品間の整合性などは薄い。今はもう無い。

夏映画:本編がクライマックスに差し掛かる頃公開の現役ライダーの単独映画。

 

今回のラ!フェスと冬映画に例える場合、「本編が終了した先代」を文字通り全ての活動に区切りをつけたμ'sととるのか、アニメの物語を映画で完結させたばかりのAqoursととるのかはまあ人それぞれ(バトンを受け取ってここから走り出すのが誰だと思いたいかにもよるのかな)と思いますが、個人的には後者のような印象を受けました。

 

悪いオタクに延々と「平成!」「牢屋!」など擦られまくっていたのが仮面ライダージオウの夏映画「Over Quartzer(以下 OQ)」ですが、ジオウには遡ること半年前に公開された「平成ジェネレーションズ FOREVER」という冬映画があります。

 


『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』本予告映像

 

ジオウと、本編終了直後のビルドが「仮面ライダーはフィクションの中の存在」という私達の現実のような改変世界で黒幕と戦う、という物語なのですが、この作品のキモであるクライマックスの「人々のヒーローへの憧れの気持ちに応えて具現化する仮面ライダー達」という下りがあまり感情移入して見ることができませんでした。

というのも、自分はクウガが始まった時点で思春期に突入した「本来のターゲット」から外れた存在で、オタクとしてある種歪んだ関係性で共に時を過ごした経緯があるからです(だからこそ、OQが死ぬほど刺さったのかもしれないけど)。

 

今回、μ'sがぼらららの前奏をバックにシルエットで登場したときに、平成ジェネレーションズ FOREVERで歴代ライダーが姿を現し、佐藤健演じる野上良太郎仮面ライダー電王がまさかの客演を果たした瞬間の「当時子供だった人たち」の心境はこんな感じだったのだろうかと考えてしまうほど、自分の想像以上に感動してしまいました。

仮面ライダークウガこそ僕のヒーローなんだ!というのと同様、やっぱり西木野真姫こそが自分にとって永遠に一番のアイドルなんですよ。

 

確かに本当にワクワクしてる人も周りに多かったので口には出さなかったけど「一度綺麗に終わったものを再び呼び起こすことは墓荒らしに近い行いなんじゃ無いか」とか「五代の戦いが無駄になるじゃ無いか」的なことを思わなかったわけでもなかったですが、なんというかそういう話じゃなかったですね。

こうして駆け付けてもらって、確かに時の流れは感じてもそれも含めてキラキラしたところを見たら「また会えた」以外の感情がなくなって、本当に楽しくて仕方がなかった。確かにこれで再始動しますとかまた主役張って直接の続編やりますとか時代背景に合わせてリブートしますとか言われた台無しだよ!!ってなりますが…。

エボルトどうなったんだろうね。

 

こうしてなし崩しにオールスター構成になっていくのかなと思って見に行ったんですが、寧ろラブライブは「また会おうという約束はきっと果たせるからこそ、ちゃんと終わる・活動には区切りをつけられるし、その再会の舞台は、バトンを託されたその時現役のものが自分の力で精一杯走っていくことで実現される」シリーズなんだよ、ということが示されたイベントだったような気がします。

こうして共演を果たすまでに約5年、大きすぎる先代の後輩として産まれながら「ゼロから始まる」物語を果たすために孤軍奮闘し、一方業績については後を継いだものとしての重責を課せられ、本当に苦労も多かったであろうAqoursが「ラブライブ!"シリーズ"」を産んでくれたと思いますし、伊波さん始めメンバーにとっては偉大な功績の結果であり、ある意味でここまでのご褒美のような公演だったと思います。

 

劇場版でアニメの本筋を終え、東京ドームという大舞台も経たAqours(μ'sと照らし合わせればもうゴールにいる)、異端として生まれながらアニメ化という未来を掴み取ったニジガク、そして新プロジェクトがどんな物語を紡いでいくのか、おそらく最前線で追っかけていくことはないと思いますが、楽しみにしています。

…μ'sに照らし合わせて、とは言ったもののシリーズとしてはまだ3作、平成ライダーでいえばやっと龍騎ですからね。毎年のカラーは勿論、ディケイドみたいな作品が生まれたりスピンオフのVシネが定番になったり、あの頃想像つかない展開なんて幾らでもありますから、「ラブライブらしさ」みたいな定義は後からついてくるんでしょうね。大森Pも「令和ライダーとは、の答えが出るのは2作目以降」という話をしてますし。

余談ですが、原初の存在μ's(クウガ)、複数ユニット・ライダー制が導入されたAqoursSaint Snow(アギト)、チームではなく個々がライバルという異色作のニジガク(龍騎)とこじ付けレベルでは見事に符合しているので新プロジェクトは555のような作品になるのではとか妄想したりします。別にA-RISEのことをバダーやダグバポジションだと言いたいわけではありません。

 

それにしてもあの大舞台でソロステージを果たしたニジガク、すごかったですね。特に優木せつ菜役の楠木ともりさんのパフォーマンスは本当に圧巻でした。

そんな楠木ともりさんが新キャラクターとして参戦する2次元アイドルプロジェクトが、あります!!!しかも、ライブにも、出ます!!!

 

ともりるさんの役どころは、人類から音楽を奪うために産み落とされたものの自我に芽生えて裏切ったアンドロイド姉妹の前に現れた新型アンドロイド3人組の一番人を蔑んだような目をしている人(機体?)です。

参戦先のライブのメインを張るのは8 beat Story♪界のSaint Snowと言っても過言ではない最新最強(登場当時)アンドロイド姉妹、2_wEi!生バンドライブです!


【視聴動画】8beatStory♪ 2_wEi 1st LIVE 『Driven to Despair in TOKYO Final』[Blu-ray]

 

詳しいことはこの辺に書いておきました。8 beat Story♪、いつだって「今」が最高に楽しい(し、大手コンテンツと比較してチケ代が安い)ので是非気軽に遊びに来てください!また、ディレイビューイングと被っているので難しいかと思いますがコンテンツのメインユニットである8/pLanet!!のライブも今週日曜日越谷でやってますので、ご興味ご関心お持ちの方は是非お越しください!!!!!!!!

ラブライブ!フェス感想メモ

【未来HORIZON】

・ちゃんとAqoursのライブ見るの初めて

・あの衣装を完全再現して生身の人間に着せるのは正気の沙汰じゃない

・劇場版の衣装はいい感じにアレンジしてたのに。。。

・パフォーマンスの安定感は流石

 

【ニジガク】

・初々しさがすごい!μ'sは最初からそんな感じでもなかったので新鮮

・ワンマンやってるとはいえSSAでソロのステージ、まあ緊張するよね。。。

・なんというか説得力が凄いパフォーマンスだった楠木ともりさん

前田佳織里さんオタクの妄想の産物みたいな人じゃない?

・ニジガクの衣装アレンジは主に露出度の対策という感じ

・キャラ自己紹介→コーレス→中の人自己紹介で3段仕込みだから長いんだな

・璃奈ちゃんボードただただ大変そう。技術革新起きてあげてほしい

・「寝てるのでいません」で済ませられるキャラクター、便利

 

【CYaRon!】

・初めて見たけどユニット代表戦?の登場演出かっこいいですね

・表情での表現力が凄い。曲の印象が変わったかもしれない

Aqoursちゃん、別に普段がどうというわけではないけど動くと特に可愛く見えますね

 

【AZALEA】

…ごめんなさい…おしっこが限界で…見れなかった…

 

【Guilty Kiss】

・曲の方向性は3ユニットで一番好き

小林愛香さんのパフォーマンス、好きかも→また歌手出身キャストか!

・逢田さん王貞治似というのを直前に見たせいでチラついて仕方なかった

・鈴木さんあの声であんだけ歌えるのどうなってるんだろうか

 

Saint Snow

・登場した時ちょっと女子プロ感がすごすぎて笑ってしまった

・2人とも経験値もすごいので、なんというか迫力が別格でしたね…カッコよすぎる

・個人的に去年一番好きなラブライブ曲だったBelieve Again聞けてよかった

・田野さんお綺麗だなと思うんですが言動がなんかSHOKICHIみたいで笑ってしまった

 

【μ's】

・登場時に流れた映像、既存絵なのに西木野真姫可愛すぎて死んでしまった

・ぼらららのイントロで浮かび上がるシルエット、カッコよすぎる…伝説感がすごい

・衣装滅茶苦茶可愛い、オサレカンパニー謹製でついに「本物」になった

・それにしても堀さんスカート短すぎませんかね?ワカメちゃんかな?

・皆さん「仕上がっている30歳前後」という一番脂乗ってる状態で最高

・「アニメ曲メドレー」は納得。アニメで好きになってくれた人が大多数なので

・なぜか「僕らは今のなかで」で涙腺が崩壊する

・キャストだけでなく、なんというか時を経たキャラとの再会を幻視した

・堀さん本当に楽しそう、というかメンバー本当に楽しそう

ユメノトビラでサンシャインのシーンを思い出して感慨深い気持ちになる

Snow halation、あまりにもよくできた名曲すぎる

・スノハレは絆とか夢とかの歌ではないところがまたいいですよね

・のんさんが盗撮に使う携帯が2つ折りなことで時代を感じる当時のPV

・途中で現れて去っていく奇跡のレジェンド、平ジェネFOREVERの佐藤健では

 

Aqours

・船!減価償却

・なんというかAqoursの気迫がすごい

・ここまでのポテンシャルなのにピアノ無理チャレンジとか感動ポルノ路線に頼ってたの何だったの

斉藤朱夏さん、あまりにも渡辺曜が過ぎるのでは

・今まで全然刺さらなかった曲が滅茶苦茶文脈を得て殴りつけてくるので泣いてしまう

・ぶっぶーですわの顔が流石に森本亮治というかムッコロ過ぎる

・キャラ自己紹介→コーレス→中の人自己紹介で3段仕込みだから長いんだな

・逢田さん王貞治似というのを直前に見たせいでチラついて仕方なかった

・鈴木さんの自己紹介聞いて「邪神ちゃんの人だ!」ってなった

・だって僕たちはまだ夢に気づいたばかり、なんだよな…

 

【カーテンコール】

・SDSないのかー、と思ったけど実際見たらこれでいいのかもなという気持ちに

・ニジガク頑張ってくれ!

・32人…欠けることなく…

・新田さん…

・伊波さん…伊波さん!

・終演後のああいう演出好きな人8 beat Story♪に来てくれー!

新ユニット「B.A.C」襲来!8 beat Story♪についておさらい日記

2020年1月11日、8 beat Story♪第三のユニット「B.A.C(バック)」の情報が解禁されました。

Amor - アモル (CV:田中美海

Cwellan - クゥエル (CV:楠木ともり

Bellum - ベル (CV:菅沼千紗)

 

その名の由来などキャラクターの考察もしたいところですが、今回類似ジャンルで活躍される声優の方々がキャスティングされたことで「8 beat Story♪なんぞや?」という声がかなり上がっている様子なので、ここでファン人口が増えるといいな!という切実な期待を込めて、簡単にわかるような感じでご説明できればと思います。

(本当は図とか動画がいいとは思うんですが、環境と才能の問題でこういった形になります。。。)

 

【8 beat Story♪とは】

8 beat Story♪(以下エビスト)はアプリゲームを中心とした2次元アイドル系メディアミックスコンテンツで、B.A.Cは8/pLanet!!、2_wEiに続く3つ目のユニットということになります。

アプリゲームの他、ライブイベントやコミカライズ展開ネット番組などが各ユニットごとに展開しており、スタートした2016年5月よりはや3年半という意外にもそこそこ長寿コンテンツです。

 

【世界観】

2031年の近未来を舞台に、Bit空間と呼ばれるバーチャル空間で繰り広げられる「ライブバトル」に音楽の未来を賭けて挑む8人の高校生「8/pLanet!!」を主人公とした物語です。

ライブバトルのゲームマスターはMotherと呼ばれ(動画の最初に出てくるやつ)、劇中より更に未来の世界では人間に勝利し、音楽を奪い去っている存在です。2_wEiや今回追加されたB.A.CはMotherの配下にある「アンドロイド」であり、その名の通り人間にライブバトルで勝利し、音楽を我が物にするために生み出された人工生命体です。

ストーリーは現在、自らの意思でMotherの指示に反抗した2_wEiが表舞台であるライブバトルから姿を消したところで、Motherが「裏切らない存在」として生み出したのがB.A.Cではないかと思われます。

 

【アプリゲーム】

一応エビストの軸となっている(と思われる)のが同名アプリゲームの「8 beat Story♪」です。


【エビスト】8 beat Story PV

 

ゲームとしてはいわゆる「スクフェス」系の古典的なキャラ物音ゲーで、アクティブユーザー数もあまり多くない状況にはなっているのですが、何故これが「軸である」かというと、このコンテンツが先ほど簡単に説明したストーリー展開を非常に重視し、それに準じてイベントを行なっており、そのストーリーが読めるのがこのアプリゲームだけだからです。

とはいえ、このストーリーを読むポイントを稼ぐためには音ゲーをめちゃくちゃ消化しなくてはならないので、興味をお持ちのお方は公式ページに最新ストーリーの一歩手前まで粗筋が掲載されていますので、まずはそちらをご覧ください。

 

【8/pLanet!!】


Precious Notes【8 beat Story】【8/pLanet!!】

8/pLanet!!(ハニープラネット・以下ハニプラ)はエビストのメインユニットで、人間側(ヒューマンサイド)の高校生8人組となっています。

桜木ひな(CV:社本悠:2年生。主人公格でプレイヤーの幼馴染。アイドル好き。

水瀬鈴音(CV:天野聡美:2年生。ひなたの親友で絶対音感の持ち主。

神楽月(CV:吉岡美咲:2年生。運動神経抜群でダンス部との兼任のムードメーカー。

橘彩芽(CV:山下七海:3年生。厳格な生徒会長で8人のリーダー。

姫咲杏梨(CV:美波わかな:3年生。彩芽の親友で衣装担当。セクシー。

星宮ゆきな(CV:和氣あず未:1年生。芸能界で活躍するリアルアイドル。

源氏ほたる(CV:吉村那奈美:1年生。ネットアイドル「平家ことね」としての影の顔を持つ。

メイ(CV:澤田美晴):1年生。正体は未来からやってきたアンドロイドだが、人類の味方。

 

彼女達は同名の声優ユニットとして、ライブ活動の他、WEBバラエティ番組「ハニプラTV2」などに出演し、方向性としてはAqoursなど王道2次元アイドルユニットのような活動をしています。

 

【2_wEi】


Despair【8 beat Story】【2_wEi】

2018年2月22日にB.A.C同様突如姿を現した2_wEi(ツヴァイ)は登場当時最新型だった「Type_Z」型アンドロイドの2人組で、姉妹です。

虎牙アルミ(CV:野村麻衣子:虎牙姉妹の姉。普段はほんわか・ライブは激しい二面性がある

虎牙ミント(CV:森下来奈):虎牙姉妹の妹。姉以外への当たりが強いがちょっとツンデレっぽい

 

2人もハニプラ同様に声優ユニットとして活動していますが、所謂「中の人」として2人が旅行する様子を収録したDVD「2_wEi旅(ちゃび)」シリーズを展開している一方で、ライブイベントではステージ上徹頭徹尾「キャラクター」としてパフォーマンスするという特徴があります。

これは「人間の世界からバーチャル世界に飛び込むハニプラ」に対して「バーチャル世界から人間の世界に侵攻する2_wEi」という対比ではないかと考えられますが、特に公式に明言されているわけでないのでわかりません!

彼女達はお披露目的にハニプラの4thライブに乱入した以降は独自にワンマンライブで活動しており、スピンオフであるサブストーリー(これは音ゲーをプレイしないと読めません。。。)上でMotherの意思に反抗し、ライブバトルから退いています。

 

【B.A.C】

前述の通り、B.A.Cは2_wEiの後任としてライブバトルに投入されたアンドロイドユニットであると想定され、対戦相手であるハニプラは勿論、裏切り者である2_wEiとも対峙する可能性があります。

ちなみに今月・来月と8/pLanet!!・2_wEi双方のライブがあります。B.A.Cの乱入があるかはわかりませんが、どんなコンテンツなのかご興味をお持ちの方は、後悔させませんので是非遊びに来てください!

 

8 beat Story♪ 8/pLanet!! 5th LIVE 「Thousand Emotions」

2020年1月26日(日) サンシティ越谷市民ホール 大ホール


【視聴動画】8beatStory♪ 8/pLanet!! 2nd Anniversary 4th LIVE 『On the pLaNET!!』[Blu-ray]

 

8 beat Story♪ 2_wEi 2nd LIVE Final 「Past 2 Present, Stand for the Future.」

2020年2月22日(土) CLUB CITTA'


【視聴動画】8beatStory♪ 2_wEi 1st LIVE 『Driven to Despair in TOKYO Final』[Blu-ray]

 

【その他】

エビストにはこの10人の他にも声付きのキャラクターが3人存在します。

白鳥ロクサレーヌ慶子(CV:立花理香:ハニプラを擁する音の杜学園理事長。Motherと関係あり

空乃かなで(CV:大橋彩香:ほたると関係のあるType_Z試作機。ハニプラに敗北し処分された

虎牙優衣(CV:芹澤優:2_wEiのAIの元データを開発した母親的存在。故人

 

8 beat Story♪、公式がアイドル学園系のド本命を自称していた割には「平成ライダーか?」という感じにハードな展開で死人も出ていますし、結構大々的に登場したかなでは楽曲リリースする間も無く死んでしまったので、B.A.Cについてもどのような展開になるか全く予想できない状態ではありますね。。。

 

そんなわけで8 beat Story♪、B.A.Cが今年どうなっていくのかは正直3年以上追っかけていた身としても全然わからんのですが、2020年は劇中世界でMotherが生まれた年だったし、公式も「大きな1年」とコメントしているので、見守っていただけるときっと楽しんでいただけるのではないかと思います。。。

結局丸2ヶ月くらい「物語」をやっていた8 beat Story♪

さすがエビスト月間。

前回、8 beat Story♪の2週間にも渡るリアルタイムでの体験を強く意識した各種の連動展開についてご説明しましたが、実はあの一連の展開はメインストーリー12章の更新では終わっていなかった…というお話です。

ここまではメインユニットである8/pLanet!!の物語(スタートから3年でようやくユニット名がストーリーに反映されたの、よくよく考えなくとも気が長い話ですね…)でしたが、これに続いてサブユニットである2_wEiの物語が描かれました。

 

【これまでの2_wEi】

2_wEiこと虎牙アルミ・ミントはMotherが生み出した感情・肉体を持つ最強アンドロイド「Type_Z」の姉妹。その人格データは、開発者である虎牙優衣にデリートされたのちにMotherによってサルベージされたものだった。優衣への復讐を誓う2人だが、待ち受けていたのは虎牙優衣が既に個人であるという現実だった。行き場を失ったその矛先は人類とその音楽へ向けられることとなる。(第1章)

優衣が遺したパソコンから、ホログラムデータ・コガユイが現れる。アルミは交流の中でコガに心を開きかけるが、「ニセモノのオモチャ」だとしてパソコンごとこれを破壊する。偶然にも最期の瞬間にデータのロックが解除され、自らの「優衣に歌を聞いてほしい」という願いごとコガ=本物の優衣を破壊したことに気付いたアルミは慟哭する。2人は人間・アンドロイドに関係なく、2人だけの絶望を歌うことを誓うが、ミントは自身だけが持つ生前の優衣の記憶に苦しむのだった。(第2章)

 

【Heart 2 Heart】2019.07.01(配信開始:2019.07.24)

Heart 2 Heart

Heart 2 Heart

  • 2_wEi
  • アニメ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 シナリオ更新に先立ってリリースされた楽曲は、MMIXのジャケットでは骨だった翼に羽根が生えつつある2人が朝日をバックに立つイラストと、過去の呪縛を受け止め新しい世界に飛び出そうとする2_wEiとしては前向きな内容となっており、ここまで絶望の中にあった2人に新たな展開が待つことを想像させました。

ただ、この時はまだ7月後半から始まる怒涛の流れの序章にあたる存在だということには気付いていませんでした…。

 

【第3章:消せない過去】2019.08.10

アルミがコガを破壊することを止められなかったこと、優衣との幸せな記憶を自分だけが持つことに負い目を持つミントは、優衣とアルミの再会のためにある決意をします。一方アルミも、ミントが過去に囚われ苦しんでいること・自分がそれを分かち合えないことに思い悩んでいました。そんな中で2人はファンレターや街中で声をかけてきた人間のファンの様子から、人間が「思いを伝える」ことを大切にしていると気付いていきます。

ミントの決断、それは自らの身体に破損したパソコンやミント自身の記憶からサルベージした「虎牙優衣」の意識データを上書きすることでした。上書きにより消えゆくミントの意識は虎牙優衣とアルミ・ミントの3人が幸せに暮らすという、自身の渇望に侵食された存在しない記憶「幸せな悪夢」の繰り返しの中に閉じ込められていきます。この下りが実に叙情的でありながらSFを感じさせて唸らせられるんですが、優衣とアルミの再会のために選んだ消滅の過程で見るのが3人揃って幸せに暮らすという願っても叶わない夢で、しかも本人がこれは嘘だと自覚してそれを見てるの残酷すぎて痺れますね。

幸福なフィクションという形で過去に囚われ続けることを否定したミントはアルミに助けを求め、アルミも「2人一緒でなければ意味がない」と姉として必死に呼びかけます。虎牙優衣のインストールが失敗する形でミントは復活します(個人的には、今後のミントの中には何らかの優衣が遺したデータが眠っているのでは?と疑っていますが)。

アルミとミントは互いがそれぞれ違う形で過去に縛られていることを受け入れ、それを抱えて共に生きていくことを誓います。そして、今回の騒動の中で人間から届いたメッセージをきっかけに「新しい世界」へ駆け出していくのでした。シナリオは舞台袖からステージに向かう2人の様子を描いて幕を閉じています。

 

…ここで辿り着いた「辛い過去も抱きしめて生きていく」という結論や人間から学んだ「思いを伝えること」が、メインストーリー12章でわざわざ桜木ひなたに会いに来た時のコメントに繋がってくると思うんですが、普通に煽ってるようにしか見えないあたりアルミお姉ちゃんコミュ力が無さすぎる!まあ生まれたばかりだから…とはいえ、このやり取りのバックボーンにどんなエピソードがあったのか、想像の余地として後からサイドストーリーという形で公開されるのは純粋にシナリオとしてよく出来ていると思います(メインストーリーだけ見てると単に敵にしか見えないところも含めて)。

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【Frontal Crash】2019.08.15

シナリオ公開から僅か5日後に開催されたのは、2_wEiと「Heart 2 Heart」を提供したアーティスト・ナノのツーマンライブ。単純に動員とはリンクしていないと思いますが、ナノさんとエビスト公式はTwitterのフォロワー数が20倍近く差があります。そんな完全に相手の胸を借りる形の対バンでありながらエビスト公式は「サブストーリー3章を読んできてくれよな!」とマイペースにいつも通り興行をやるぞ!という宣言をぶちかましてきました。根本的に、2_wEiというユニットのステージが特異(徹頭徹尾キャラクターとしてライブ・MCを行い、演者としての顔を見せない)なのに加えて2次元アイドルジャンルではあまり見ない対バン形式、ファン数で見るとアウェイ、このイベントのために直前に更新されたシナリオなど、気になるポイントが多すぎてどういう気持ちで参加すればいいのかわからないまま、当日を迎えました。

 

・セットリスト

  • Despair
  • Lost in data
  • UNPLUG
  • LOVE HATE
  • Green Cat.
  • basement
  • Be alive
  • Numb
  • Heroic
  • Pain - pain

 

結論としては、おそらく3章ラストで描かれたライブをイメージしているとは思われるものの、ストーリー上衝撃の展開などは流石に起きませんでした。ただし、最後のMCで2人はこれまでのライブの中で、自分たちが歌う絶望に沢山の人間の声が返ってきた、人間の世界でもっと生きてみたくなったということを語り、やはり虎牙姉妹が次の段階に進み始めたことを感じさせました。12章で「音楽の楽しさを伝えるためにライブバトルで歌う」と宣言したひなたを見て、戦いを放棄したのもこういった心境の変化を受けてのことかもしれません(実際のこの辺の時系列はわからない、というか敢えて決めていないようですが)。

そして2_wEiパートの後にナノさんのパートとなり(割愛しますが流石のステージングでしたし黄色い声もすごかった)、全てが終わりアンコールとなりました。ステージに現れるのはナノさんと虎牙姉妹…ではなく、声優を務める野村麻衣子さんと森下来奈さん。いや、同じ人ではあるんですが、同じ2_wEiでもこのお二方と虎牙姉妹は別人なんですよ…

 

このほのぼのふわふわしたお二人が

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こうなので…(役者さんって、すごいね

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※写真は8 beat Story♪公式Twitterアカウントより

 

そもそも2_wEiの神妙なMCを真面目に見ていてくれたナノファンの皆さんもありがたかったんですが流石に揃ってMCするとなると演者として並ばざるを得ないか〜とか思ってたんですが、ここで今回の対バンを生んだ「Heart 2 Heart」を3人の人間から2人のアンドロイドへのメッセージとして歌う、という2_wEiファンとしてはサプライズな展開に。

2_wEiって、ハニプラを始めとした他のユニットと比較しても「キャラクターとキャストは別人」ということを徹底していて、この両者のシンクロ・同一視化に腐心している同ジャンルの中でも相当に異質な存在だと思います。そしてついに、表裏一体であるがために一番近くにいながらも並び立つことのできないキャラクターに向けてキャストが歌うという新たな段階に踏み込んだわけですね。

アルミとミントに渡された人間からのメッセージとは、なんだったのでしょうか。Heart 2 Heartの歌詞だったのか、このライブの企画の話だったのか、全く違うことだったのかもしれませんが、虎牙姉妹が過去の呪縛を受け入れて進んでいくことを決めた物語の最後に、人間からアンドロイドに向けた歌が歌われたということは、2人に新たな世界を掲示するとても重要な出来事だったと思います(演者として歌わざるを得ないから便宜的に、ということではないでしょうね、エビストのことなので…)。

それにしても最後に自分自身として歌う野村さんと森下さんを見て、2人がMCだけでなく歌っている間もずっとアルミとミントとしてステージに立っているということを改めて感じ(表情や立ち振る舞いが別物)、心身ともに相当にハードなライブなんだなと思いました。

 

Jailbreak】2019.08.21

メインストーリーはいよいよMotherとの直接対決を匂わせた12章の後に例の動画が公開され、物語はまだまだ終わらないことを匂わせました。一方のサブストーリーは3章で過去にまつわる絶望の物語に決着がつき、(アンドロイド勢力に新ユニット登場の気配があるのもあり)2_wEiについてはフェードアウトするのかな?と思っていました。

そんな中公開されたのが「Jailbreak」。

https://twitter.com/8beatstory/status/1164119662725963782?s=20

直近の「Heart 2 Heart」がストーリー同様に所謂エモい、感動的な方向に向かっていたのに対して、同ジャンルとしても類を見ないほどゴリゴリでデスボイスやシャウトが入っていないのが不思議なくらいのメタル曲でした(Fワードでピーはあります!そんなことあるか?自称・アイドル学園系のド本命なのに?)

コンピュータ用語での「脱獄」を意味するタイトルや現状からの離脱への決意を感じる歌詞など、12章での棄権を経たMotherとの確執や離反を思わせる危険な匂いのする楽曲となっています。8 beat Story♪、タイトルにStoryと入っているだけにどこまでも物語が強すぎる…。

 

 

【妄言:P.A.R.T.Y.〜ユニバース・フェスティバル】

公開以来「平成の凸凹!」とか「牢屋!」とか色々と話題の映画「仮面ライダージオウ Over Quartzer」。平成ライダーシリーズの締め括りということもありかなり力技の映画なのですが、不揃いで一見不恰好な過去と不確かな未来の肯定という「平成を生きてきた人間賛歌」とも取れる内容で個人的には非常に面白かったです。

なぜそんな話を最後にしているかということ、これは完全に妄言なのですが、この映画のラストシーンをまとめると下記のようになるのです。

 

未来を賭けた戦いを終えた仮面ライダージオウこと常盤ソウゴは帰路に着く。一時的に別れを告げていた仲間たちと再会の挨拶を交わし、皆と食卓を囲む。ソウゴは未来から来たツクヨミに「未来は誰にもわからないのだ」と楽しそうに説く。

 

なんとなく、何かに似ていると思いませんか?そう、8 beat Story♪メインストーリー12章です。

 

未来を賭けた戦いを終えた8/pLanet!!と俺こと先生は帰路に着く。一時的に別れを告げていたひなたはメンバー達と再会の挨拶を交わし、皆と食卓を囲む。先生は未来から来たメイに「未来は誰にもわからないから楽しいのだ」と説く。

 

まあだいぶこじつけではあるんですけど(あくまで妄言なので)、公開タイミングがほぼ同じでオチの絵面がだいぶ近いので、確かに先にジオウを見てからシナリオ読んだら最後に主題歌である「P.A.R.T.Y.〜ユニバース・フェスティバル」が流れてしまうな、という感じです。

youtu.be

この曲、発表された当初は最後の最後でゴリ押しの適当なタイアップかよと思ってたのですが、いざ映画館で流れるタイミングになるとこれ以上ない主題歌だ!となる不思議な曲でしたね…そしてこの歌詞がまた、8 beat Story♪の11・12章の展開を思い出させる内容になってるんですよ!私の幻想かもしれませんが!

 

DA PUMP P.A.R.T.Y.〜ユニバース ・フェスティバル〜

 

 めちゃくちゃ能天気な曲なんですが、歌詞を噛み締めて聞いていると8/pLanet!!最大のピンチから過去と未来を繋ぐひなたの歌声、そして復活という物語を思い出してジーンときちゃうんですよね、単に疲れてるだけかもしれませんが…。

エビスト怒涛の2週間

8 beat Story♪は天才。

この度、7月25日の対戦 LIVE BATTLEイベントを皮切りに8月8日までの半月に渡って、8 beat Story♪のメインストーリーに関わる展開が繰り広げられました。

2018年度が(メンバーの卒業など予定外の事情もあってでしょうが)もう一つのユニットである2_wEiのスピンオフとなっていたのもあり、実質1年ぶりの待望の展開でもありましたが、これが単純なシナリオの公開に留まらず、2週間というスパンの中でリアルタイムで物語が進んでいくような構成となっていましたので、後々への記録も兼ねて日記に残しておきたいと思います。

※ここからの内容は、メインストーリー12章までのネタバレが含まれますのでご留意下さい。

 

 

【ここまでのあらすじ】

2031年、人類はアンドロイドと音楽の未来をかけてライブバトルというシステムの中でしのぎを削っていた。桜木ひなたをはじめとする音の杜学園のライブバトルチーム8人は、感情を持つ新型アンドロイド・空乃かなでとの出会いと別れを経験した後、新たな刺客である最強のアンドロイド姉妹・2_wEiと対峙する。2_wEiの虎牙アルミは8人の中でも特別な能力を持たないメンバーである桜木ひなたに対し、チームでの存在意義を問いかけるのだった。

STORY – 8 beat Story♪【公式サイト】

 

【第0.8回 対戦 LIVE BATTLE】2019.07.25〜

ライブバトルは少しずつアップデートされながら不定期に開催されている、プレイヤーマッチング型のイベントです。今回は上位報酬に書下ろしURカードが追加されたため、(アクティブ数はともかく)プレイヤーの熱意も一段と高かったのではないでしょうか。

因みに何度アップデートしても一向に「第1回」にならない件ですが、来年2020年こそ劇中でライブバトルを取り仕切る存在であるMotherが誕生する年とされていますので、正式リリースもここに合わせてくるのではないかと思います。

 

【第11章 ひとりぼっち、見つけられない理由】2019.07.26

ライブバトルイベントが過熱し始めたそのタイミングで、1年ぶりにメインストーリーが更新されました。

・センターポジションのアイデンティティ問題

このジャンルにありがちな傾向として、作品の顔となるセンターポジションのキャラクターは等身大であること・伸び代を感じさせることに重きをおいたプレーンな存在として描かれがちです。それ故に中盤以降に自身の強みやステージに立つ理由に思い悩む、というのは半ばお約束となっています。桜木ひなたが10章で直面した問題も、当然これに類するもので「笑顔」や「ひた向きさ」という結論に落ち着いてアルミへの答えとするものと思っていました。

実際、彩芽からひなたに語られたチームへの勧誘理由は「音楽を楽しむ姿」「親友である鈴音の推薦」でした。しかし、ここでアルミに問いかけられてからひなたが抱えていたモヤモヤの正体はもっと根の深いものであることが判明します。

 

・ライブバトル〜本物の音楽とはなんなのか〜

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アルミとの出会い、そして並行して夢だったアイドルのオーディションを勝ち進んでいる中でひなたの中で大きくなっていったモヤモヤの正体は「ライブバトルで戦いたくない」「鈴音に紹介されて、戦いの中に身を置くことにならなければよかった」というものでした。

ライブバトルは8 beat Story♪独自の設定です。芸能界やアイドルの機能と置き換わっているわけでなく、それらとは別に独立して存在するシステムです。桜木ひなたの夢はアイドルになること。人間・アンドロイドが覇権をかけて互いの音楽を否定するように戦うライブバトルは、歌って踊る点こそ似ていますが、音楽を愛する彼女にとって無意識のうちに受け容れ難いものになっていたのかと思います。

「アンドロイドと本物の音楽をかけてバーチャルライブで戦おう!」というキャッチコピーもあり、実際に物語序盤では人間だけが持つ感情の力こそがアンドロイドの音楽に打ち勝つ鍵となっていたように思います。

しかし、彼女たちは感情を持つType_Zアンドロイドと出会いました。私たちもまた、この一年間、2_wEiの物語と音楽を聴いてきました。アンドロイドは「本当の音楽」を持っていないのか?その音楽を否定して打ち勝つことが、本当に音楽の未来のためになるのか?エビストはここにきて、「正義とは何か?」に近い次元の命題に行き当たっています。

 

・真夏の海に刻まれた物語

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一方、メイは迫る2_wEiとの対決が重要な歴史の岐路であるとして、それまでにどうにかメイの知る歴史にはなかった出来事を起こそうと躍起になります。ここで語られるのが、過去に8人(正確にはゆきなを欠いた7人)がアンドロイドに勝ち、歴史を変えた出来事です。これは2017年夏に開催されたリーディングイベントで上演されたエピソードとなっています。歴史を変えることを使命としているメイにとって、大きな事件だったとともに、それでも歴史の大筋までは変えることができなかったのか、必死になって少し暴走気味であることが繰り返し描写されています。

また、感情豊かなType_Zに対して未来の存在であるメイの方が感情に乏しいことも疑問点として語られており、何らかの伏線になってくるものと思います。

 

・声を失うひなた

再度2_wEiと遭遇し、改めてその存在理由を問われたひなたは、自身がチームに必要とされていることは理解しているとした上で、「戦いたくない」という本音をメンバーに打ち明けます。そして、その騒動の中でひなたは声が出なくなってしまう…ここまでが11章のストーリーです。

一方、アルミはひなたの存在の特異性に関心を抱いており、またひなたの本音である「どうして戦わなければならないのか?」という言葉に引っ掛かりを感じるのでした。

 

【Teardrop】2019.07.31

チームにいる根本的な意味と声を失った衝撃の展開の中、桜木ひなたのソロ曲が発表されました。ミドルテンポで、彼女のキャッチフレーズである「届け、この思い。」をフィーチャーした内容は、強くはなれなくても届けたい思いはあるという彼女のキャラクターの軸を表した楽曲となっています。我々はストーリー展開を踏まえ、動揺しながらも新曲追加イベントのためにこの楽曲を繰り返しプレイし、聴いていくことになります。

 

【第12章 未来へ届け、私たちの歌】2019.08.07

第11章の衝撃の幕切れの後、次のストーリーの追加がいつになるのか、誰もが不安を抱えていました(前回1年待たされてるから当然といえば当然ですね)。しかし、Teardropのイベントが終わろうとするのと同時に、次の物語が公開されることとなりました。

・2080年からの使者

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物語はひなたが小学生の頃(2021年〜2026年)の回想から始まります。まだ離れ離れになる前のひなたと俺こと先生 a.k.a. お兄ちゃんがタイムカプセルを埋めようとしています。この時から歌が大好きなひなたは鼻歌交じりに「鈴音とアイドルになる」という夢を語ります(この「アイドルになる」という目的には俺ことお兄ちゃんがアイドル好きだから、という理由もあるようです)。

そんな2人を見守っているのは、ボロボロな姿のメイでした。メイは2080年から移動してきたこと・歴史を変えるためにタイムカプセルの中身をすり替えたようであること・ひなたこそが未来を変える鍵であることを独白します。ここにきて、メイがやってきたのが劇中世界の約50年後ということが判明しました。50年後の未来から歴史を変えるためにやってくる物語、ちょうど毎週日曜日に見ているので何だか嬉しいですね。

 

・正しい歴史とひなたの離脱

話は現在(2031年)に戻り、来たる2_wEi戦に向けてのレッスンが開始されます。メイは歴史を変えるには8人で挑まなければならないと語り、本来の歴史ではメイ、鈴音、ひなたを除いた5人のチームだったことを明かします(おとめ⭐︎de⭐︎Nightのメンバーですね)。

そんなメイの焦りの中、ひなたは寮を後にします。居合わせた3年生はひなたを見送りますが、ここでそれまで気丈に振る舞っていた彩芽が杏梨だけに本音を吐露するのですが、我々もまた彩芽(というか先代キャストの青野さん)に対して、同じような気持ちを抱いていたことを思い出すわけです。なんというか、メンバーの卒業という出来事に対してエモいイベントとして残しておくことは出来ないけれど、かつてそうして本人の決断した別離を見送った記憶を作り手も受け手も忘れていないからこそ、このエピソードに確かな重みが生まれているような気がします。

 

・Teardrop

ライブバトル当日。メイはひなたを無理に説得するのを諦め、俺こと先生にあるものを託します。先生はひなたとともに、その「とても古びたカプセル」を再生します。その中に入っていたのはひなたが鼻歌で歌う「Teardrop」でした。

ここの演出も8 beat Story♪が神がかってるところだと思うんですが、我々は先の展開が見えないままイベントでひたすらこの新曲を聴いていたので、このタイミングでシナリオ中にこの曲が流れた瞬間にひなた同様「この曲は!」という驚きを味わえるわけですね。そしてこの曲こそがメイの心を救ったんだと伝え、「歌うことが好きだ」というその気持ちだけで十分なのではないかと諭します。

おそらく、本来の歴史でタイムカプセルに閉じ込められたまま2080年まで掘り起こされなかったのがこの音声ファイル(メイが未来で見つけたことで音楽の歴史を帰る決意をするキーアイテム・だから妙に時間が経過したビジュアルになっているし、メイが「本来の歴史で埋められるはずだったもの」をその手の中で大切にしている)なのだと思われますが、じゃあ歴史を変えたこの時代には何が埋められているのか、気になりますね…。

そしてひなたは声が出ないまま、ライブバトルの会場に駆けつけます。声が出ないながら、7人にはひなたの声が聞こえています。そして、アルミにも…。

 

・8/pLanet!!

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「みんなと歌いたい」という8人が集まった時の気持ちを取り戻したひなたは声を取り戻し、Motherの思惑に乗らず、音楽を楽しむためにライブバトルに参加することを宣言します。いつか、Motherを含めた世界中に音楽の楽しさが届くように歌い続ける、まさに「届け、この思い。」に立ち返るわけですね。

そしてそんな8人はついにユニット名を名乗ることになります。その名も8/pLanet!!。担当声優ユニットと同じ名前が3年の時を経てようやく、キャラクター側にも名付けられることとなったわけです。命名したのは鈴音。これは本来の8/pLanet!!の命名者が鈴音の旧キャストの吉井さんだったことを踏まえていると思うのですが、このあたりを大事にしてくれているのはファンとしてはとてもありがたいことですね。

 

・2_wEi

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12章の2_wEi、脱退したひなたの住所をわざわざ調べて「失ったものを抱えたまま生きるしかない」とかハイローじみたこと言ってるのとても面白いですね。

それはさておき、ひなたの復活を見届けた2人は勝負を放棄して去っていきました。アルミには、ひなたの宣言がライブバトル、ひいてはMotherを変えうる方法であることを感じていたようです。

本日公開される2_wEiのサイドストーリーでは2人はまだ虎牙優衣を葬ったことへの絶望の中でいるようですが、メインストーリー上の2人は全てを乗り越えたあとの姿なのでしょうか…?

 

 

【TO BE CONTINUED....】2019.08.08

メインストーリー12章公開からすぐ、公式Twitterに動画が投稿されました。

  Motherがこうした形で姿を表すのでは3rdライブ終了後以来です。あの時はおそらく、夏のリーディングイベントで語られた人類の勝利を受けての反応を描いていたと思われますが、今回も8/pLanet!!の再起と2_wEiの棄権に対する反応と思われます。

これまで感情を持つType_Zすら破られてきたMotherが果たしてどんな手を打ってくるのか(動画ではワイヤーフレーム描かれたアンドロイドが3体出てきますが、これがType_Zの3体を表しているのか、それとも新たな刺客なのか)気になるところです。

 

何はともあれ、このいくつもの矢継ぎ早の更新が一つ前の内容を踏まえた上で展開されていて、相変わらず全てがリアルタイムで経験しないと鮮度が維持できないという異常ぶり。

後追いが難しいのもそうですが、スタートから既に3年経っていてそこまでユニット名のエピソードを温存していたり、こちらまでライブバトルイベントの正式採用は2020年かな?みたいな呑気な予測を始めたりする感じ、よく考えたらおかしいですね。

今回ひなたがライブバトルに参加する意味を見出したことで最終決戦が迫っていると思ったのですが、Motherは新たな一手を繰り出してきそうだし、我々はいつまでこのおもしろ体験を享受できるんでしょうか…。

 

個人的には最近暴走気味にまでなっていたメイとMotherの主張が一点で一致していることに何か嫌な予感を抱いてしまいますが…

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ghttps://twitter.com/8beatstory/status/1159421052197335040?s=20