おさらい:8 beat Story♪
8 beat Story♪ 8/pLanet!! 橘彩芽役の後任に、山下七海さんが決定しました!
【新キャスト決定のお知らせ】
— 【公式】8 beat Story♪ (@8beatstory) 2018年12月28日
いつも8beatStory♪の応援をありがとうございます。
新キャスト決定のお知らせです。
橘彩芽 (CV.山下七海)
ゲーム内のボイスは2019年1月より順次変更となります。
今後共、8/pLanet!!をよろしくお願い致します!#エビスト #ハニプラ pic.twitter.com/fyEmsQFC0M
進むぞ!Nanaminn | Wake Up, Girls!オフィシャルブログ Powered by Ameba
山下さんといえばWake Up, Girls!を始めアイドルマスターシンデレラガールズなど、数多くのアイドル作品で活躍されており、メンバーを引っ張るリーダー役の後任としては適任なのではないかと思っています。
来歴から8/pLanet!!を大切にしてくれるだろうと確信していますし(個人的にもわぐちゃんとしての活躍は7人のアイドル以来細々と拝見しておりました)、8 beat Story♪のキャスティング手腕には信頼がありますので、2019年の新生ハニプラの活躍に期待しています。
ということで、このタイミングで8 beat Story♪(以下エビスト)に触れられる方もいらっしゃるのでは!?という期待を込めて、簡単にコンテンツの説明ができればと思います。一応スタートからひっそりと2年半が経過していますので。。。
エビストは同名の音ゲーアプリを主軸とした2次元アイドルコンテンツです。
アイドルものとしては割と異色の設定になっており、音楽の未来を賭けて人類とアンドロイドがライブでしのぎを削る近未来という世界観で、プレイヤーは人間側のチームの一つである音の杜学園の教師として、生徒8人と共にアンドロイドに立ち向かいます。
楽曲リリースやライブ活動を行なっているのは人類側の8/pLanet!!(ハニープラネット、以下ハニプラ)とアンドロイド側の2_wEi(ツヴァイ)の2つ、山下さんが担当する彩芽はハニプラのリーダーです。
【橘 彩芽】※動画は前任の青野菜月さん歌唱のもの
文武両道・才色兼備、真面目で自他共に厳しい(怖がりでパジャマの趣味は可愛い)生徒会長にして音の杜学園のライブバトルチームのリーダー。
同じ3年生の姫咲杏梨(CV 金魚わかな)とはキャラは正反対だが互いが互いを支えあう掛け替えのない存在
その他のキャラクターについては手前味噌ですがこちらで解説しています
3年生:彩芽、杏梨…2人の音楽好きから始まる… - あとで考えます
2年生:週末ビッグサイトに行かれる方はついでに8/pLanet!!と2_wEiを見てくださいという話 - あとで考えます
1年生:果たして「歩み」を目にすることは出来るのか…チケット当たってください - あとで考えます
2_wEi:Throne of Despair - あとで考えます
ハニプラはWUGやラブライブなどと従来の2次元アイドル同様、演者としてステージに立つユニットです
【視聴動画】8beatStory♪ 8/pLanet!! 1st Anniversary 3rd LIVE 『行くぜBLITZ!青春の想いを込めて!』[Blu-ray]
一方、後発の2_wEiはステージ上では一貫してゲーム内と同じキャラクターとしてパフォーマンスを行うユニットになっています
ストーリーとライブイベントが密接に関連してきているのがエビストの最近の特徴になっていて、終演後にシナリオの新展開を告げる動画が流れたり、シナリオの延長線上に現実のイベントが開かれていたり、その最たる例が2_wEiのパフォーマンスなのですが、この傾向は来年以降、ハニプラ側にも掛かってくる可能性があります。
なので、これからハニプラを追いかけていこう!という方にも是非ともアプリのシナリオを追っていただきたい!と思っています、とはいえ結構話も長いので、まずは公式HPに各話のあらすじが掲載されていますので、そちらをご覧いただければと思います。
ハニプラの活動はおそらく、WUGの活動が終了後、4月以降本格化するものと思います。
まずは来年3月、ライバルユニットである2_wEiのライブが開催されます。こちらもナナシスやデレステで活躍されている野村麻衣子さん、森下来奈さんが出演されますので、まずはどんな空気感なのか確認のためにも是非是非遊びに来てください!
(こちらも事前にアプリ内ストーリーを予習された方が楽しめるかと思いますが前述のキャラ紹介日記で簡単に説明してありますのでご覧いただければと思います)
11月18日(日)1st LIVE
— 【公式】8 beat Story♪ (@8beatstory) December 23, 2018
東京公演のダイジェスト映像を公開!!
【NEXT】
2018年12月29日(土)大阪公演
▼一般発売受付中
イープラス⇒https://t.co/GC6JmgCqg0
ローソン⇒https://t.co/jomdkvKgsS
ぴあ⇒https://t.co/luEGnCgI5l
▼詳細https://t.co/nBliO9fzjt#エビスト #ツヴァイ pic.twitter.com/jGEphQIPsC
追加:エビストの曲よくね!?となった方はこちらの方にオススメの曲、まとめてありますのでご覧ください
次がいつかはわからないけど8/pLanet!!のライブ定番曲について - あとで考えます
神楽月さんお誕生日おめでとうございますだからという訳では無いけど神楽月さん参加楽曲ばかり紹介してしまった感じの日記 - あとで考えます
暗くなりすぎそうだったので冒頭に関係ない話を挟んでしまった日記
ゾンビランド・サガ、面白いですね!
宮野真守の力技や全体的なテンションの高さでインパクト重視の作品かと思いましたが、アイドル×ゾンビという題材それぞれに対して結構真摯に話を作ってるなあという印象です。ホラーギャグや人体損壊描写以外はゾンビというより黄泉がえりやユニバーサルソルジャーみたいな死者が時を経て特殊な形で帰ってくるパターンっぽいですけど。
ユニバーサルソルジャー、定期的に見たくなりますよね。
先週末は8 beat Story♪のイベント「歩み 2016~2018…」に参加してきました。
【イベント構成】
・Overture(キャラ絵ではなくこれまでの写真で構成)
・ライブパート「おそろい散歩道」
・クイズパート
・朗読パート
・ライブパート「Still…」「U・RA・RA」
・手紙パート
・ライブパート「BLUE MOON」
イベントはトータルで約2時間、名目上はエビストのスタート時から今年までの2年半を振り返ることを主旨としていて、メンバー対抗でのクイズや朗読など、ライブ以外にも初期のイベントを思わせるコーナーで構成されており非常に懐かしい気持ちになりました。クイズコーナーでは過去のイベントなどから出題され、当時を振り返りながら和気藹々とした雰囲気がありました。今思うと少し心ここにあらずというか、空元気気味だった気もしますが。
明言されていなくとも参加者全員が理解していたことですが、今回のイベントは橘彩芽役・青野菜月さんの卒業と同時に発表されており、彼女の門出こそが本質的なテーマとなっていました。
ライブパートは3年生のデュオ曲と彩芽のソロ曲、そしてシナリオ上でも扱われたり、3rdライブの告知サプライズなど節目節目で8人で大切に歌われてきた「BLUE MOON」と最低限かつ本来の意図に沿ったセットリストになっていたと思います。
朗読パートについても「BLUE MOON」を題材に、ブルームーン(暦月の2度目の満月)を見ようと曇天の夜空が晴れるのを待ちながらこれまでのことを振り返る8人を有り得ないはずの「本当に青い月」が照らし出すというストーリーになっていて、先生(≒観客であり作品のファン達)に感謝を伝える彩芽の台詞の際には青野さんが声を詰まらせる場面もありました。
「BLUE MOON」はここまで共に歩んでくれた存在への感謝と、前に進み続ける決意を歌った曲で、タイトルに因んで青いペンライトが振られるのが定番となっています。青をパーソナルカラーにもつ橘彩芽のCVを担当する青野菜月という人の卒業と、それを乗り越えて前に進んでいくメンバーとまるで最初から仕組まれていたんじゃないかと思うほどあまりにも重なってしまい、神様もとんでもないことするなと正直思います。
青い月の間に野菜があるな、についてはハニプラTVで本人が嫌いな愛称「青野菜」と言っていたので割とお馴染感のある話。
BLUE MOON【8 beat Story】【8/pLanet!!】
今回のイベントで最も時間を割いていたのが手紙パートだったと思います。
卒業する青野さんに対して7人がそれぞれ書いてきた手紙を直接読み上げて渡すという内容で、プライベートでの思い出や新人・多忙なメンバーをフォローしてくれたエピソードと共に「まだ実感が湧かない」「最後までこのメンバーでやりたかった」「もっと大きなステージに一緒に立ちたかった」という正直過ぎる思いを涙ながらに吐露するメンバーと、強い決心をもって卒業・引退を決めたであろう青野さんが終始凛としならも優しく受け止めている様子が印象的でした。彩芽先輩そのものだった。
このコーナーについて、正直まだ咀嚼しきれていない自分がいます。
キャスト変更、キャラクター主体のコンテンツにおいてあっさり流されることも多々ありますし、イベント上で取り扱うにせよ湿っぽい雰囲気は極力取り払って明るく楽しいステージを維持するか、逆に徹底的に感傷的にエモくて泣けるエンターテイメントに昇華してしまうか、興行としてのやりようがあると思います。
今回のイベントは、そういう視点としては非常に中途半端でフワフワした内容だったと思います。ここまでを振り返る楽しいイベントの最後にまだここで別れたくないと泣いているメンバーの姿、エモいとか感動とかじゃなくてただただ寂しいし悲しい。
それでも見世物的な嫌悪感がなかったのは、来年も頑張っていくぞ!としているコンテンツとしては大丈夫なのか?というほど嘘のない素直なステージだったからだと思います。あんなに正直にやられたら受け止めるしかない。今回のイベント自体、ファンへの挨拶という側面は大きいとは思うんですが、どうしても8人でもう一度ステージに立ちたかった・立たせてあげたかったあちら側の事情も強く感じましたね。それこそ前述の通り、キャラクターコンテンツですからそちらの視点としては淡白な取り扱いをせざるを得ないわけですし。勿論、この生っぽさが8 beat Story♪の良さなんですよとは言いたくないですし、こんなことはもう沢山だと思ってます。こういう裏事情みたいなところで賞賛されたりしてほしくないタイトルなんですよ…。
なんか全然気持ちがまとまってないですが、今年は本当に個人的に見知ったユニット・作品との別れが多過ぎて、ああいう正直な感情を見せられると色んなことが頭によぎってしまいますね。
スタアニやアイスタ、ドリフェス、そしてこれからミルキィやわぐちゃん、青ガル、ときドル…そう思うとまだ前に進んでくれると言ってるだけ本当に有難いですし、一緒に歩んでいくしかない…(個人的には青野さんが想像以上に彩芽先輩同様ユニットの芯になっていた様子だったのでこの先の7人+新メンバーが少し心配になってしまいましたが)。
帰り道は一人でdistanceを聞きました。
彩芽の誕生日にソロバージョンが披露された曲ですが、これもまるでこの日が来るのがわかっていたかのような歌詞でなんとも言えない気持ちになります。
Distance【8 beat Story】【8/pLanet!!】
確かに青野さん、とてもオタクのポエムになってしまうけど単に別離というのとはまた違って、残してくれたものや確かな絆の実感があったので夜空に浮かぶ月や星のように手が届かないほど離れてもこの先も確かにそこにいるようななんか不思議な感じがあって、まさにBlue MoonやDistanceそのものだなと
— nzıɐp (@daizu) 2018年12月13日
2031年の強く生きろ
2018年11月18日、今年の紅白歌合戦出場も決定した2次元アイドルトップクラスユニットがシリーズ2度目の東京ドーム公演を行っている裏で、渋谷のライブハウスは2031年になっていたという日記です。
そうです、散々「これからヤバいから見て!」と言っていたアレ、8 beat Story♪です。
2次元アイドルの異端児となりつつある8 beat Story♪について - あとで考えます
8 beat Story♪ 2_wEi 1stワンマンLIVE
2018年11月18日(日)第1部 15:30〜16:30 第2部18:30〜19:30
バタバタしてるうちに若干鮮度が落ちてしまいましたが、そりゃまあそっち行くよね!というのと重なったり、また残りの公演もあったり、自分の記録としても残しておきたいイベントとなりましたので、ザーッと書いておこうかなと思います。
2_wEiは「バーチャル空間の外でも活動可能なアンドロイド」という劇中の設定を体現するかのごとく、演者が従来の2次元アイドルのような中の人としてではなく、あくまでキャラクターそのままとしてステージに立って現実に侵食してくるという印象でした。が、今回はワンマンということもあり更に一歩踏み込んで私たちの方が劇中世界に引きずり込まれる形になりました。
アイドルやアーティストを題材にした作品は映像媒体でのライブシーンが大きな見せ場だと思うのですが、そのようなメディア展開がない作品において「俺たち自身が ライブシーンになる事だ」みたいな逆転の発想をぶちかましてくるとはね…発明だ!というほどではないのでどこかが先行してやってるのかもしれませんが。
今回の公演はプログラム前後のアナウンスもわざわざ機械的なエフェクトのかかった女性音声(おそらくモブアンドロイドという設定)となっており、警備スタッフを劇中に登場するアンドロイド側勢力であるSotFインダストリーの警備部隊として紹介したりと世界観を意識した内容で、まるでディズニーランドなどテーマパークような演出だと感じました。
開演前には2_wEiの生みの親である虎牙優衣から観客向けにメッセージが流れました。これはおそらくアプリ内のシナリオに触れていないファン層向けにこのライブの設定を説明する意図もあったのではないかと思うのですが、果たして伝わったのだろうかという点については少し疑問。知ってて聞いてる層は重たいエピソードを思い出してしんどくなったりしました。
開演後は何度かMCを挟みつつ、アルバム以前の楽曲をリリース順、その後アルバム楽曲を収録順に披露という構成で10曲1時間という同ジャンルでは近年稀に見るコンパクトかつ濃厚な内容となっていました。
2_wEi 1st Album「Throne of Despair」【8beatStory】
MCについても一貫してキャラクターとして進行し、少しコミカルなパートもありましたが最後はシリアスなメッセージで締めとなりました。
「自分たちはやり残して後悔したことがある。人生は何が起きるかわからないから会いたい人には会え。今を生きろ。(要約)」という、明言されていませんが第2章の出来事を指しているであろう内容となっており、同時に来月に青野菜月さんの卒業を控えた先生たちにとっては非常に刺さる話でもあり、その辺も踏まえて公式からのメッセージでもあったのかもしれません。
個人的には大切な存在を亡くした姉妹が黒いジャケットを羽織って「強く生きろ!」と言ってくるのでこれもう完全に雨宮兄弟じゃん…THE RED RAINじゃん(この後の曲は雨のような演出もあるNumbだし…)という謎の感動に包まれていました。単なる兄弟・姉妹キャラがライバルポジションでポンと出てきたくらいで実質雨宮兄弟!とか言ってる場合じゃあありませんよ。
虎牙姉妹には今後SotFに追われる身になってゼロレンジコンバットで戦ってほしいですし、日本刀アンドロイド(彩芽の兄の用心棒とか…)とか現れて手足に鎖巻いて立ち向かってほしいですね。
2次元アイドル、イベントでは当然ながら中の人が生の人間として出てくるので、ライブコンテンツを大きな軸としている作品だと気付いたら声優の女の子自身の方に夢中になってたり、お馴染みのおっさん達が宙吊りになってるのを喜んで見てたりするわけで、たまに自分が元々何が好きで追っかけている作品だったのかよくわからない気持ちになることがあります。
勿論、時にはMCで切々と愛を語るほど演者の皆さんがキャラクターを愛しキャラクターを背負いキャラクターと共にステージに立ってくれているのは重々承知していてそれはそれで本当に嬉しいし有難いことなんですが、演者側の物語性があまりに強くなりすぎて、自分は何を求めて何に感動しているのかみたいなこと考えなくてもいいのに考えてしまうのです。
エビスト内でも8/pLanet!!は実際その流れを汲むユニットですし、キャラクターの物語と演者の物語が重なったりするのはやっぱり感動しますし、ステージでキラキラ輝いている姿は素敵で好きになってしまいますし、それはそれでまったく悪いことではないと思うんですけど…。
2_wEiはそれまでの演者とキャラクターが二人三脚でステージに立つことを強調する、劇中を再現した衣装やキャラクターに寄せた髪形・髪色という2次元アイドル王道のビジュアルアプローチがほとんどない代わりに、最初から最後まで徹底してキャラクターとしてパフォーマンスを見せてくれました。
アイマス先輩やナナシス先輩でも既に活躍している声優さんですし、客席側の反応はどうかな?と思っていましたが最後の方は割と本気でアルミ姉様にキャーキャー言ったり、ミンちゃんにヘラヘラしてる雰囲気になっていましたね。
2_wEiの1stワンマンはライブであったことは間違いないのですが、かなり舞台演劇的な方向性のイベントだったと思います。しかも単にステージ上で別の世界の物語が展開するのではなく、ライブハウス全体が舞台となり、観客である私たちもツヴァイのライブの観客という役割を与えられていたわけで、もはやこれは体感型アトラクションですよ。
キャラクター由来を大義名分とした声優アイドルユニットが役者としてのキャリアを積む時間を削ってでも歌ったり踊ったりしている意味についても時々頭を抱えていたのですが、このライブは役者だからこそ、というパフォーマンスで非常に感動しました。
ただでさえ激しい楽曲ばかりなのに、終始演じていなければならないのはそりゃあ1時間が限度だよねというハードさだと思うのですが、その恩恵として振り付けのない部分の振る舞いにも変な照れがなく、動きや表情が終始キャラクターそのもので本当にかっこよかったですね。
2018/11/18 (sun)
— 【公式】8 beat Story♪ (@8beatstory) November 23, 2018
8beatStory♪ 2_wEi 1st LIVE
Driven to Despair
Photo by 田中真光#エビスト #ツヴァイ pic.twitter.com/xxsHJ3DnJ8
https://twitter.com/8beatstory/status/1065914644827492353
https://twitter.com/8beatstory/status/1065914644827492353
8 beat Story♪にはかつてリーディングイベントという、朗読劇とそこからシームレスに続くミニライブという、「演技」と「ライブ」を組み合わせるという点では前身ともいえるイベントがありまして、なかなか集客状況もよくなくて1回で終わってしまったのですが…前々からミュージカルとは違う形で、アプローチを試行錯誤していたのではないか?とも思います。
オタクのみんなはやっぱりライブじゃないと来ないかな?となったのかどうかは知りませんが、結果的にヒーローショー(怪人兼MCのベテランのおっさんに客席のキッズが連れて行かれたりするタイプのやつ)みたいなことをブームにかこつけて乱立したアイドルコンテンツのひとつみたいな作品にぶち込んでくる運営はやっぱり正気じゃないと思います。
別にミント役の森下来奈さんがヒーローショーが好きとか、進行役のお姉さんのバイトしてたとかが元アイドルがアイドル役の声優やってる的なエモい文脈として繋がってきさえしないくらいの思い切った展開ですよ…。
そんな2_wEi 1stワンマン、夜の部終了後に終演アナウンスにノイズが入り、追加公演の発表がりました。
2019/03/10(sun) WWWX
— 【公式】8 beat Story♪ (@8beatstory) November 18, 2018
8beatStory♪ 2_wEi 1st LIVE
Driven to Despair in TOKYO Final
開催決定!!
▼最速先行https://t.co/9fMDd4uwrm
▼HPhttps://t.co/KVgNY23LZJ#エビスト #ツヴァイ pic.twitter.com/uPkdXSqMOg
https://twitter.com/8beatstory/status/1064131607991218
12月の大阪公演に続いて、東京でもまたやります!イベントの性質上、再演に近い形ではありますがFinalはシナリオ内でも匂わせていた生バンドですよ!すごい!
楽曲自体が同ジャンル屈指の強さだと思いますし、是非皆様遊びに行きましょう!
気掛かりなのはどんどん現実でも作品世界の中でも強大化していく2_wEiに人類は勝つことができるのでしょうか…そしてパトレンに今後活躍の目はあるのか…
ヒューマンサイド反撃の狼煙を8/pLanet!!が上げてくれることを信じて、来月はこちらの公演も観に来てください!スタート時からのメンバーとしては最後のイベントとなります…。
Throne of Despair
本日はアルバム「Throne of Despair」発売日!ということで、8 beat Story♪最強の姉妹、2_wEiについてご紹介していきたいと思います!
奇しくも雨宮兄弟がカップヌードルのCMに登場した絶妙なタイミングですが、みなさん、ライバル的な兄弟大好きですよね?鷲尾兄弟がライバルたり得たかは置いといて…
アイドルもののライバル姉妹というとSaint Snowを連想する方も多いかなと思います。
今回は2_wEiが作品内外でどう特異な存在となっているか、昨日公開されたシナリオのネタバレを若干含みつつご説明したいと思います。
【2_wEi】
姉:虎牙アルミ(CV 野村麻衣子)
妹:虎牙ミント(CV 森下来奈)
イメージカラーは緑。Motherが生み出したアンドロイド「Type_Z」で、先行登場したプロトタイプである空乃かなで同様、その特徴は感情を有し現実世界で行動可能なボディを持つこと(それ以前のアンドロイドは私たちのイメージするそれとは異なり、ライブ空間内で稼働するバーチャルな存在だった)。
ほたるについての説明の際にも触れた空乃かなでの一件で、アンドロイドの急速な進化と和解の可能性が示された後すぐ、8 beat Story♪の公式アカウントは日時を指定した予告ツイートを発信しました。
https://twitter.com/8beatstory/status/965943813897314305
— 【公式】8 beat Story♪ (@8beatstory) February 20, 2018
そして2月22日2時22分22秒、アプリのタイトルを乗っ取るようにムービーが追加され、明確に敵対者であることが伝わる形で2_wEiは私たちの眼前に現れたのです。
アイドルジャンルにおいてライバルユニットというのは珍しくありません。先に挙げたSaint Snowもそうですし、KUROFUNE、リフレクトムーン、ネクストストーム…主人公サイドの成長を描くには必須であるとも言えます。ただ、それらのライバルユニットは基本的に同じ目標に向けて切磋琢磨する競争相手として描かれ、時には同じステージに立つ仲間になったりします。
2_wEiは、人類から音楽を奪う敵対勢力の戦力として投入されており、人類の音楽の未来を守るために戦うプレイヤーサイドとは目的そのものが対立しています。ヒューマンサイドを倒すためその最大の武器である感情と現実世界での肉体を与えられたアンドロイドという設定は、数多のライバルアイドルよりはシャドームーンやブラックビートル、ネジレンジャーといった味方側と同様のスペックを持ったダークヒーローに近い存在であると言えます。
明確な敵として設定された彼女たちはメインストーリー上でもライブバトルで圧倒的な強さを見せるだけでなく現実の芸能界に進出し、星宮ゆきなを追い詰めヒューマンサイド8人と対峙します。シナリオは、Motherが脅威と認定したユニットに所属しながら一介の凡人である桜木ひなたがアルミにその存在意義を問われるところで止まっています。
一方、ゲーム内ポイントを消費することで2_wEiにスポットを当てたサブストーリーを見ることが出来ます。サブキャラクターの掘り下げとして若干ハードでシリアス度の高いスピンオフを展開するのは最近の平成ライダーっぽいなと思いますが、こちらでは2_wEiの出自やキャラクター形成に関わる真相が描かれています。
かなでがほたるの作ったボーカルソフトを起源としたパーソナリティを持っていたように、2_wEiの2人も元は虎牙優衣という人物が制作したボーカルソフトでした。
サブストーリー1章では2人がボーカルソフトとしての完成を待たず一度処分され、Motherによってデータをサルベージされた上で肉体を与えられた存在であることが明らかになります。存在証明として歌うことも叶わず殺され再び生まれ落ちた2人は、制作者である虎牙優衣へ復讐するために訪れた家で彼女の死を知ります。虎牙優衣への行き場のない復讐心は彼女を死に追いやった人類すべてに向けられ、2_wEiは人間の音楽を破壊するための活動を開始します。
2章では虎牙優衣が残していた彼女の人格のバックアップデータが登場し、回想を交えて虎牙姉妹の更なる絶望が描かれます。何らかの理由でアルミを処分せざるを得なかったものの2人に深い愛情を持っていた虎牙優衣、バグを抱えていたため生前接触が叶わず、虎牙優衣からの愛に餓えたままのアルミ、生前の虎牙優衣の愛情の記憶を持つ故に愛する姉と苦しみを分かち合うことができないミントという三角関係が非常に重たい…!
虎牙優衣がアルミを処分しなければいけなかった本当の理由は一体なんなのか、「時代遅れ」を理由に制作中止となったと言われているボーカルソフトであるミントが制作者とコミュニケーションを取れるレベルの人格を持っていたのは何故なのか、今後のストーリーにも大きく関わる気がする謎がまだ残されつつ、2人がもっと残酷な事実を突き付けられそうでドキドキしますね。
サイドストーリー2章の締め括りに、2_wEiは人類・アンドロイドに縛られない自分たちの絶望を伝えるためにバックバンドに人間を起用することを決断します。これはおそらくですが実際に11月(東京)と12月に開催される2_wEiのワンマンライブへの伏線になっているのではないかと思います。ここで2_wEiのユニットとしての特異な面をご説明したいとおもいます。
1.ライブに於いてもキャラクターを貫く
エビストのメインユニット8/pLanet!!はキャラクターの担当声優で構成された、劇中楽曲を歌って踊る声優ユニットです。ライブ中に小芝居などが混じることはありますが、従来のアイドルジャンル同様、ステージの上では所謂「中の人」として登場します。一方の2_wEiはこれまでのイベントでの演出を見るにステージ上ではあくまで虎牙アルミと虎牙ミントというキャラクターとして振舞うことを徹底しています(リリースイベントでは代理人として声優が登壇、という扱い)。
2.徹底してキャラクターソングを歌いつつフルアルバムをリリースする
フィクション内アーティストがあまりキャラソンキャラソンした自分語りの歌ばかり歌っててもなんかアーティストという設定の信憑性が薄れるよねと常々思っており、8 beat Story♪の楽曲は単にキャラクターの経験や心情描写に留まらないところが魅力であると前にも熱苦しく語った記憶があります。ところが2_wEiの歌は怨嗟や絶望、悲痛に満ちた歌詞でこれはおそらくキャラクターの心情描写を直接反映している所謂「キャラソン」となっているからだと思います。その反面、メインユニットでも成し得なかった新曲を多数収録したオリジナルアルバムを本日リリースしています(「8」はベストアルバム)。
2_wEiは8/pLanet!!と方向性が違いすぎてどういう運営方針なんだろうと思っていたのですが、ストーリー中と同じ「画面の向こう側からやってきた存在」であると考えると色々合点がいきます。エビストの世界観に立ち戻ると、「ライブバトル」は人間がデータに変換されバーチャル上でアンドロイド(というデータ)と戦うシステムになっています。現実の女の子がデジタルキャラクターに変換されて、現実から持ち込んだ恋や夢や感情を歌にして披露する構造です。2_wEiをはじめとするType_Z型アンドロイドは逆に、データ上の存在が肉体を得た存在です。現実に浸食したデジタルキャラクターとも言えますね。
通常は演者が出演する現実のライブにあくまでキャラクターとして登場したり、アーティストとしてアルバムをリリースしながら内容がキャラクターの心情描写に傾いていたりするのはそういった種族としての違いをゲーム外でも演出しているのではないかと思います。
個人的には、この8/pLanet!!と2_wEiの対比がキャラクターを背負いながら演者がアイドル同然にユニット活動する数多の2次元アイドル作品とそのカウンターとしてのキャラクター自身の反乱のような構図にも見えるんですが、絶対に考えすぎですしこれ以上突き詰めるとそもそも2_wEiっていつから投入が決められていた存在なんだ?とか色々怖くなるのでやめておきます。
それはそれとして、本日そんな2_wEiのアルバムが発売となりました。
単純に1枚のアルバムとしてもいい出来だと思いますので、キャラクターのこととかはどうでもいいよという人も手に取っていただければと思います。各サイトでも配信中です!そしてライブもありますので是非足を運んでいただければと思います。
果たして「歩み」を目にすることは出来るのか…チケット当たってください
橘彩芽役・青野菜月さんの、芸能活動引退と年内での8/pLanet!!卒業が発表されました。
【お知らせ】
— 【公式】8 beat Story♪ (@8beatstory) October 16, 2018
橘彩芽役「青野菜月」さんの、
声優活動、および芸能活動を引退することが、所属事務所様から発表されました。https://t.co/GhHNwVOhDf
こちらに関してお知らせをさせて頂きます。
ご確認をお願い致します。#エビスト #ハニプラ pic.twitter.com/wGWWFaHkOE
https://twitter.com/8beatstory/status/1052152184769400832
https://twitter.com/8beatstory/status/1052152184769400832
https://twitter.com/8beatstory/status/1052152184769400832
青野さんは実際のユニット活動での振る舞いも彩芽そのものといった印象で、楽曲面においても才能に溢れた歌声を重要なパートで披露されていたので、卒業は正直に言って非常に寂しいし残念に思っています。
新しい道でのご活躍を祈りつつ、立ち止まらず進むことを決断した8 beat Story♪をこれからも応援したいと思います。ライブのチケット、とれるといいな…。
初めて明確に筋書きから外れた出来事が起きていると認識できた今回の一件は実際、8/pLanet!!として大きなピンチだと思います。一方で2_wEiの躍進は止まりませんし…
一体どうなってしまうんだと思いつつ、音の杜学園1年生3人の紹介に入りたいと思います。
1年生組は3年生、2年生とは異なりそれぞれがアンドロイドとのライブバトルを前提に集められた精鋭揃いです。それ故にマイペースで協調性に欠けるような印象もありますが、メインストーリーなど端々でそれでも一緒に戦う理由が描かれているように思います。
【源氏ほたる】
オタクでサボりたがりの引きこもり、もう一つの顔は人気動画配信者「平家ことね」!ということで、怠惰な態度からアイマス先輩の双葉杏的な文脈かなと思っていたのですがネットアイドルとの二面性という点では懐かしのネギま!長谷川千雨に近いニュアンスのキャラクターかもしれません。
CVは大人気アニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」で忍者ロボ・E3つばさの運転士、月山シノブを演じている吉村那奈美さん。
そのキャラクターから取っつきにくいかと思いきや関心のあることには食いつきも良く、素直な面もあるので意外と打ち解けている印象があります。
また、動画配信者というもう一つの顔でライブバトルの中継に応援を求めたり、彼女の作成したボーカルソフトが敵であるアンドロイドの進化系「TYPE_Z」のプロトタイプ、空乃かなでのベースになっているという、まるで永夢とパラドのような展開に繋がったり、単なるギャップの演出ではなくストーリーに大きく関わってきています。
敵として生まれながら親にあたる「平家ことね」と歌うことだけを願うかなでと、だんだんと絆を深めながら、勝てば消えてしまうと知りながら、葛藤の中でかなでを倒すことを選ぶほたるという下りは、ニチアサ的な熱さと切なさが重なったエビストのストーリー中でも屈指の名エピソードになっています。
【星宮ゆきな】
8人中唯一の本物の芸能人で「みんなのアイドル(そういえば星宮姓!)」、決め台詞は「愛のリボンで包んであげる」。CVを担当するのは多数の作品で活躍中の和氣あず未さん。一番の売れっ子である彼女がアイドル役というのはちょっと面白いと思っていて、実際色々な大人の事情でただ一人参加できなかった朗読イベントで披露されたエピソードでは一人だけ仕事が入って合宿に参加できず、テレビからメンバーを応援するという展開になっていました。
彼女はその芸能活動に絡んで両親が離婚しており、親の愛に餓えていることから俺こと先生のことを「パパ」と呼ぶ奔放ぶりが目立ちますが、ライブなどにも登場したそらまめくん始めぬいぐるみキャラクターがイマジナリーフレンドであると明言されているところに闇を感じます。そのためライブバトルは彼女にとって大切な居場所になっています。
最新エピソードでは現実世界に侵攻してきたアンドロイドである2_wEiが芸能界にも現れたため、ゆきなは単独で対峙する事態に陥ります。虎牙姉妹の妹、ミントに目をつけられている節があり、非常にヒリついた状況になっています。早くシナリオ更新してくれ!!
【メイ】
人類が敗北した未来からやってきたアンドロイド。つまりT-800です。
CVは青ガルやはいふり、温泉むすめなどで活躍する澤田美晴さん。顔がいい。
メイは未来から来ていること・人間ではないこと以外あまりバックボーンが明らかにされていないため、中々現時点で語れることが少ないのですが、こっそり野良猫にメンバーの名前を付けつつ一番可愛い猫に自分の名前を付けるというお前なんでかそういうとこあるよなというエピソードが好きです。
彼女はその正体を明かせない状況ながらも、朗読イベントのエピソードではこの8人が未来を変えることを信じている様子が描かれたりと敵側のスパイということはなさそうです。プロフィール記載の家族構成に母と姉とあるのですがMotherとアンドロイド達のことなんでしょうか。
メイについてもまだソロ曲は存在せず、今後重要な局面で披露されるのではないかと思います。しかし、歴史を変えるためにやって来たアンドロイドというと悲劇的な結末ばかりが思い浮かんでしまいますね…。
さて、来週11月7日にはついに2_wEiのアルバムが発売します。
人類を打ち負かすこのアルバムを皆さん是非ゲットしてください!10曲2200円で実際やすい!
週末ビッグサイトに行かれる方はついでに8/pLanet!!と2_wEiを見てくださいという話
なんやかんやプライベートというか仕事が忙しかったり体調がすぐれなかったりして諸々滞っておりました…。
私は玩具も、というかそっちが元来の趣味なんですが、最近はがっつり遊んだりする時間も気力もなくなってきまして、買ってもほとんど触ることのない変形ロボとかアクションフィギュアから、飾っておけば通りすがりに見て楽しめる固定フィギュアや数秒あればぶっ放して遊べるナーフなんかに関心が緩やかにシフトしてきているのを感じます。
それはそれとして、8 beat Story♪について言及するためにブログを始めたのに3年生を紹介してからぼやぼやしている間に続々とミニアルバムはリリースされ、マチアソビやキャラ1(キャラ1って何?)といった外部イベントへの露出を展開し、ついには2_wEiはフルアルバム発売決定と、作品のほうは全然停滞することなく熱心に活動を重ねている次第ですね。
ということで、ちょうど今週末10月14日(日)に東京ビッグサイトで開催されるchara1で我らがハニプラ・2_wEiがステージ出演するようなので、ご都合がよろしい方・ちょうど別件でビッグサイトに行かれる方は是非見に行っていただければと思います。
催事名称: chara1 oct.2018
会場: 東京ビッグサイト 西展示棟 2ホール
開催日時: 2018年10月14日(日) 11:00~17:00
一般入場料: 無料
来場動員数: 35,000人(単独動員・見込み)
出展規模: 100小間相当
主催: character1 JAPAN
chara1 oct.2018
— 【公式】8 beat Story♪ (@8beatstory) October 10, 2018
10月14日(日) 13:00〜
@東京ビッグサイト PRステージ
8beatStroy♪ chara1 LIVEを開催します!
観覧フリーですので、ぜひ遊びに来て下さい!#エビスト pic.twitter.com/ppX1AzKn7B
今回は、メインキャラクター8人の中でも中心的な役割を持つ、2年生の3人を紹介したいと思います。このままペースを上げてツヴァイのアルバム発売直後くらいに10人紹介し終わりたいという気持ちでがんばりたいと思います。
【桜木ひなた(さくらぎひなた)】
エビストのメインヒロインといっても過言ではない、作品のフロントポジションを担う存在で、パーソナルカラーはピンクです。毎回、ソロ曲をあわせてご紹介しようと決めているんですが、実はひなたと次回紹介するメイはシナリオ上重要なエピソードが控えているからなのか、まだソロ曲が発表されていません(各々、基本的にはメインとなるエピソードに対応するタイミングでソロ曲もリリースされている、気がする)。
彼女は他の7人と異なり、プレイヤーである俺こと先生と元々知り合いです。幼少は幼馴染としてかなり親しかった様子で、いまだに特別な感情を抱いている節があります。そんな彼女を象徴するような曲として、「トキメキの15センチ」があります。直接桜木ひなた自身のエピソードが歌われているわけではないのですが、キャラクターがどういう気持ちで歌ってるんだろうなと考えたりするのは仮想アーティストの醍醐味のひとつじゃないかなと思います。
彼女をヒロインたらしめる所以は先生との関係性に限りません。桜木ひなたという人物は、音楽が人間の手か離れつつある時代にあってアイドルへの憧れをもってライブバトルに挑んでいるという、他作品ならプレーンかつエビストにおいては割と異質な動機の持ち主です。
過去に歌っている姿を彩芽先輩に目撃されているといううたプリの春ちゃんみたいなエピソードがあるものの、何らかのスペシャリスト揃いの音の杜チームの中ではこれといった特殊技能もなく、「彼女がチームに存在する意味とは何か」というのがシナリオ上次の山場になりそうというか、敵側である虎牙アルミに直接問われているところで更新が止まっている状況です。
来月はひなたとCVを担当されており最近は消滅都市のSPR5でもセンターを務める社本悠さんの誕生日ということもあって(エビストはキャラと声優の誕生日が同じ)シナリオの進展やソロ曲の発表があるのではないかと思います。
【水瀬鈴音(みなせすずね)】
ひなたの幼馴染にしてチームの作曲担当、パーソナルカラーは水色。CVを担当されているのはナナシスではウエバス役を担当されている吉井彩実さん。個人的にはなんというか滅茶苦茶演じるキャラクターが滲み出てくる感じの歌声が印象的な方です。
作中時代において今どきピアノが弾けて作曲もできるということもあり、また同学年の3人は入学早々意気投合したこともありまとめてチームに加入。いち早くメイが人間ではなく敵と同じアンドロイドであることに勘付いてしまい、思い悩むわ体調崩すわで心身ともに苦しんだ時期もありますが、これを乗り越えて作られたチームはじめてのオリジナル曲が「Blue Moon」ということみたいです(明言はされてなかったと思うけどシナリオ中流れていたので)。特にストーリーが振られているわけではないですが「History」も実に彼女らしい楽曲かつ作品のテーマに沿った曲になっていて好きです。
パーソナルカラーが水色なのに加えてパーソナルマークが鈴なので、彼女のキャラグッズはドラえもんグッズみたいなビジュアルになっていることがままあります。
【神楽月(かぐらあかり)】
×輝夜月
×夜神月
×卯月神楽
×神楽ひかり
ダンスやってるから!くらいの根拠で身体能力がアンドロイドに負けず劣らず高いキャラクターで、パーソナルカラーはオレンジ。CV担当は吉岡美咲さんで、ファインというポップとかパッションみたいな属性が振られているキャラクターですがバンドサウンドなどクール系の楽曲への登板率と評判が高いのが特徴の私の推しキャラです。
全体的に割と重ための動機や背景を背負ったキャラが多い中、特にエピソードも持たずに存在しているキャラクターという印象が強かったのですが、彼女がメインとなるシナリオでは待望の長女としてお姫様のように大切に育ててくれた家族、所属するダンス部、そして音楽の未来のために戦うライブバトルすべてで自分に寄せられる期待に応えたい気持ちと、歪んでいくバランスに苦悩する様子が描かれています。
昨日までは無理でも今日は空を飛べるかもしれないから日常的に窓から飛ぼうとするという割と唐突かつ強引な導入が伏線となったクライマックスは「創作上の」という前提ではありますが俺こと先生、先生してるじゃん!という感じがあって結構好きなエピソードです。
2年生組は他の学年がアンドロイドとの対決を意図して召集されたのに対して偶然意気投合し集まったメンバーという感じで、結構異例な感じなのですが、ちゃんと声の相性にもそれが反映されているのを感じて、一番歌声のバランスがいい学年じゃないかと思います。
3年生と琥珀さんと龍也さんに例えた流れでいくと2年生は九十九さんと渡米組ということになりますかね、もうすでにめちゃくちゃ適当な当て嵌めじゃねえかという感じですが、次回はいよいよCYNポジションにあたる1年生組を紹介しますよ!
というわけでキャラ1のおさらいです。どういうイベントなのかはさっぱりわかりませんが、是非皆さん見に行ってくださいね!
催事名称: chara1 oct.2018
会場: 東京ビッグサイト 西展示棟 2ホール
開催日時: 2018年10月14日(日) 11:00~17:00
一般入場料: 無料
来場動員数: 35,000人(単独動員・見込み)
出展規模: 100小間相当
主催: character1 JAPAN
chara1 oct.2018
— 【公式】8 beat Story♪ (@8beatstory) October 10, 2018
10月14日(日) 13:00〜
@東京ビッグサイト PRステージ
8beatStroy♪ chara1 LIVEを開催します!
観覧フリーですので、ぜひ遊びに来て下さい!#エビスト pic.twitter.com/ppX1AzKn7B
10月14日(日)chara1 oct.2018
— 【公式】8 beat Story♪ (@8beatstory) October 11, 2018
ブースNo.605「8beatStory♪」にて販売のグッズ一覧をお知らせします!!
ぜひ、ブースまで遊びに来てください!!#エビスト pic.twitter.com/c0RwJZxy0H
https://twitter.com/8beatstory/status/1050381180279779328
22/7はあの時ラブライブがやりきれなかったことをやってるのかもしれない、という話
少女☆歌劇レヴュースタァライト、面白いですね!
ブシロだし歌やステージといったリアル展開を強くアピールしていたこともあって、「バンドリに続くポストラブライブの変化球なのかな」と勝手に思って当初スルーしていたのですが、アニメが話題になってきたあたりで見てみると2次元アイドルをはじめとする所謂ウタもの作品や学園・部活ものだけでなく、変身・バトルロイヤル・ループ・百合といった様々な作品のエッセンスが注ぎ込まれてレヴュースタァライトとしか表しようの無い作品になっており、大袈裟だけど平成最後の夏に相応しい傑作なのではと言う感じで完全に引き込まれてしまいました。こうなると舞台版はアニメとどういう関係性になっているのか気になってきてしまうので、なんと言うか我ながら人間が単純に出来てるなと思いました。
勝手な思い込みで自分の目で見ないでものを判断するのは愚かだし、機会損失に繋がると常々思ってはいるのですがなかなか難しかったりしますね。なのでこの機会になんとなくスルーしつつ周りの意見に賛同するという最高にダサい触れ方をしていた「22/7」をチェックしてみることにしました。
22/7(ナナブンノニジュウニ)は、日本のデジタル女性アイドルグループである。秋元康のプロデュースにより、2016年12月24日に誕生した。また、ソニーグループのアニプレックスとソニー・ミュージックレコーズがタッグを組んでいる。22/7 (アイドル) - Wikipedia
秋元康が昨今のブームの後追いのように着手したプロジェクトだからなのか、なんとなく食指が動かず放ったらかしにしており、キャスト自身によるモーションキャプチャーを売りにしたプロモーションビデオもCGの精度が先行コンテンツに追いついていないイメージで周りからもあまりいい感想は出ていないな、という印象でした。こんなに坂シリーズに近い路線なのであれば(これは今、秋元康がプロデュースするという、根底にあるアイデンティティを思うと仕方のないことではあるのだけど)実在のアイドルの方を追いかければいいのでは?という意見も結構見かけました。
まあそんな評価になんとなく自分も賛同していましたが、結局ちゃんと自分の目で見ておりませんでしたので、PVを見てみました。というわけで今回は、映像面以外でファン向けにどのような活動を行なっているのか、というのはとりあえず置いといて、PVに対する感想のお話です。
youtu.be22/7 『シャンプーの匂いがした』music video フルver. - YouTube
22/7 『理解者』music video - YouTube
この手の2次元アイドルではそれ自体が商材となるフルサイズPVが公式に無料公開されている!という驚きはさておき、確かに「良くも悪くも坂シリーズみたいな楽曲」「モーションキャプチャーで個々に揺らぎが生まれたけど振り付けの方向性は動きの統一感を重視している」「妙に人間的でリアルな動きだけど頭身がアニメなのでなんか変」「個人的にそんなにキャラデザに魅力を感じない」といったネガティブな印象は確かにあったのですが、それを上回るほど非常に感心したポイントが一つ、「終始、アイドルのミュージックビデオとして作られている」というところです。
ここ10年の2次元アイドルが歌って踊る映像、ある種始祖的な存在であるアイマスシリーズからして元々が「ゲームのライブパート」だからなのか、題材的にスターダムに上り詰めていく物語を追う中で描かれることが常だからか、「劇中世界のライブシーンを映像で表現する」というのが主流になっています。先日話題となったカレーメシのアイマスコラボムービーも演出がアニメ的ではあるものの、ライブで歌い踊るアイドル(とカレーメシくん)を描いたものになっていますね。
そんな中、異彩を放っていたと思うのがラブライブ!「僕らのLIVE 君とのLIFE」のミュージックビデオです。このPVは彼女たちの始まりの物語を描いているように見えて、当時のAKB楽曲のPVを思わせる描写や演出を盛り込んで作られており、ろくすっぽ背景も持たない架空のアイドルグループのミュージックビデオとして割と狂気を感じる熱量で作られていました。そもそもミュージックビデオってライブ映像と何が違うんだ?という疑問についてはアイカツ!第90話「ひらめく☆未来ガール」をご覧いただければと思います。
【参考】
【MV full】 大声ダイヤモンド / AKB48 [公式] - YouTube
【MV full】 言い訳Maybe / AKB48 [公式] - YouTube
【MV full】 10年桜 / AKB48 [公式] - YouTube
ラブライブ!初期にはキャラクターが実在するアイドルのように振る舞うという方向性があって、それこそ「作品世界の中のアイドル」というよりミュージックビデオも作られた藤崎詩織から繋がる「バーチャルアイドル」的な魅力があったと思います。
シリーズアニメ化とそのヒットと共に、キャラクターたちは画面の向こうに広がる明確なストーリーの中を生きることになり、現実世界でのアイドル性はそのキャラクターの文脈を背負ったキャストが担うというスタイルは沢山の奇跡を生むことになった訳ですが、これがジャンル全体でもはや呪いのように定番化している状況ですね。
その一方でラブライブ!シリーズの重要要素であったミュージックビデオについては、初期からのアイドルのPVという因子と、劇中のライブなのかイメージ映像なのか判然としない独特のミュージカル的な演出が絡み合い、ラブライブ!のPVとしか例えようのないものに変化しながら受け継がれていますが…。
話が逸れましたが22/7のPVは、現実には難しい長回しやアングルだったり、絶対出来ないようなロケ地だったりとCGだからこその要素を盛り込みつつ、過剰にキャラクター性やPV外のストーリー、文脈を持ち込まず「アイドルが登場する作品の成果物」ではなく「CGで表現されたアイドルのPV」という独立した一作品として制作されています。
折角キャラクターとして生み出されているのに(最近は関係性が重要視されているし)それを生かした描写が少ないとか、音楽性とかが従来の2次元アイドルファンの期待されるものなのかは分からないですが、「アイドルを題材としたコンテンツ」ではなく「2次元を表現方法に選択したアイドルグループ」として見ればやり方は大正解なのではないでしょうか。
彼女たちは冠番組でもモーションキャプチャーを使ってCGで出演しているそうですね。キャラクターや作品の看板を背負ってキャストが顔出しで活躍すること・キャストとキャラクターが同格の存在として2人3脚で活動していくことが(それはそれで素晴らしいとして)他に選択肢がないかのように当然のものとなっていたところに、Vtuberの流れを汲むものではあるのでしょうがこう真面目に「2次元アイドル」をやられてしまうと自分のこのジャンルに対してのオタクとしての初心はどこにあったのか、ハッとさせられるものがあります。(Vutuber、ラブライブ!初期にことほのうみとかでやられてたらどハマりした手法だと思う一方、あれはあれだからああなったんだよなという言葉にできない複雑な気持ちがあったりします)
もちろん顔出しのイベント展開もしているでしょうし、中々維持するのが難しい路線だとは思うのですが、なんとなく未見で抱いていたのとは違う評価に落ち着いたのでした。
最後は別件ですが、PVが面白いなと思ったのはHop! Step! Sing!ですね。VRを取り入れた2次元アイドルということで、ライブ映像を観客視点で見る感じのやつかなと思ったんですが(これはこれで非常に需要のある方向性だとは思います)まさかの自分がミュージックビデオの中に入り込むような表現の映像になっています。
これは実写よりCGだからやりやすかった部分もあるとは思うのですが、2次元アイドル云々というのを抜きにミュージックビデオとしてめちゃくちゃ面白いやり方だと思います。VRを活かした映像表現は中々難しいところもあるのかな、と現実のアーティストのPVを見てても思うのですがこのVRカメラ長回し一発撮りみたいなのは今後一般に増えそうな方向性な気がします。それ故に既存のアイドルものやアニメの映像表現といった限定された範囲と結び付けて考えるのは結構難しくて、ジャンル作品としての語り口に悩むところではあるのですが。
追申
今回アイドルものメインだったので外しましたけどバンドリも作画的見所な演奏シーンを延々と流すやつから、Neo-Aspectとかスギちゃんみたいなやつとか結構PVっぽくなってきて、なおかつ演者に本当に楽器やらせるというえげつない感じに複合的なことやっててすげえなと思ってたりします